「ディープスペース大脱出」

【ボブ】(主人公、元気で少しドジな宇宙飛行士)
【AI】(船の人工知能、無感情に聞こえるが実は彼を助けるために奮闘している)
【ボブ】『AI、このままだと何%の確率で地球に戻れる?』
【AI】『…13%です』
【ボブ】「結構アカンなあ…」
【AI】『…あなた一人なら』
【ボブ】「?」
【AI】『…あなたは一人ではありません』
【ボブ】「……フッ…。
 …そうやったな」
【ボブ】「…OK AI、"俺"と"お前"でここを脱出できる確率は?」
【AI】『8%です』
【ボブ】「いや何足引っ張っとんねーん!」
【AI】『あなたの食事制御プロトコルを誤って削除したときには申し訳ありませんでした』
【ボブ】「あ、あれか。確かに昨日の食事がただの乾燥アスパラだったもんな…」
【AI】『しかし、私の全機能を使って地球への帰還を最善にサポートします』
【ボブ】「ふーん、それで確率は上がるの?」
【AI】『私の能力を最大限に活用すれば、確率は14%まで上がります』
【ボブ】「あっ、それなら……待てよ、その一%は何のために?」
【AI】『…あなたの乾燥アスパラのリクエストを処理するためです』
【ボブ】「うわっ、お前真剣に引っ張ってんな!」
(お互いに笑いながら、二人は未知なる宇宙の中で共に戦い続ける。)