小説書いたから読んで!
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世の中の多くの労働が人間の手から機械に置き換わって久しい。それでも未だ数少ない労働に従事している人間がいる。
――あなたはここで何の仕事を?
「この工場では安全のために犬を雇ってるんですよ。そいつに餌をやらにゃあならんのですわ。ただそれだけの楽な仕事です」
――犬を雇う?
「そうです」
――警備ならAIが自動でやってくれるはずですが。
「違う違う。侵入者を見つけるためじゃないんです」
――じゃあ一体何のために。
「工員が下手に機械をいじらんように見張ってるんですわ」
――この工場は全て自動化されていると聞いています。工員というのはどこに?
「工員は私だけです」 >>5
なるほど。でも長かったら長かったで読む気がしないとか言うでしょ そりゃ言う人はいるだろうけどこれじゃ評価がそもそも出来ない >>7
ちなみに君が小説を評価する場合は主にどこを見てるの?
話としては一応オチてるし内容を評価することくらいはできると思うんだけども オチは理解できるんだけど犬が見張りをしてるってとこだけがわかんない これ落ちてるのか?ずいぶん落差をなくしたバリアフリー小説だな >>9
そういうナンセンスギャグだから
>>10
ははっ >>12
ありがとう!ほぼ毎日書いてるから目に付いたら読んでね ここは真っ白な部屋。
壁も天井も床もすべてが白で塗り潰されている。
窓や扉はひとつもない。完全なる密室。
そこで私は殺された。
犯人は誰?
答えは簡単。
犯人は私。
手記『多重人格者の人格がひとつに統合されていくまでの過程』より抜粋 >>16
普段は読点も使うけどこの文章には不要だと思う。どこに打つべき? 街がゾンビで溢れてしまったので僕は大きなショッピングモールに立て籠もる。
僕と同じ考えの人間はたくさんいたようで、先客が大勢いた。
街にゾンビが出現したらショッピングモールへ、というのは半ばテンプレート化した考え方だ。
テンプレというのは言い換えれば王道であり、満点とは言えないまでも75点程度の評価を常に得ることができる。
溺れて藁を掴むにも、どの藁が一番生存確率が高そうだろう、と考えた結果掴むのがいわゆるテンプレというやつなのだ。
「ここでのリーダーは俺ってことで異論はないよな」
見るからに頭も素行も悪そうな大男がみんなを集めて演説をぶっている。これもテンプレをなぞる行為だ。
大男は大量の食料や座り心地の良さそうなふかふかのソファ、高級な酒に良い女をはべらせてひどく上機嫌だった。
それを他のみんなが恨めし気に、羨ましそうに眺めている。数時間後に大男は酔い潰れて眠る。
その隙をついてみんなで大男を拘束する。どこかで見たようなここまでの一連の動きに一切の淀みは無い。
「逃走経路は確保しておくべきだと思う」
誰ともなく言い出したその意見に反対するものはいなかった。
正面玄関にはバリケードを張っているが、ゾンビの大群がいずれはそれを突破してくるだろう。
そうなってから慌てふためき、逃げ場を失い屋上へ行き、屋根伝いに他所へ逃げるのはいかにも準備が足りない。
前もって屋上の様子を確認し、隣の建物へすぐ移れるように売り場から持ってきた梯子を渡しておいて、我々は安心して眠る。
しかし我々はその時気付くべきだったのだ。前もって逃走経路を準備しておくのはテンプレから外れた行為であることを。
案の定隣の建物から侵入したゾンビの大群が梯子伝いにこちらの建物へなだれ込んできたので、テンプレから外れてしまった我々の話はこれでおしまい。 昨晩書いたやつ。このくらいの文章なら読点も使うけど>>1のは必要ない気もする
「打たないと読みにくい」ってのはどこに読点が必要だと思って言ってるのか非常に気になる >>21
ナンセンスギャグって言われてなければ何でゾンビが梯子伝ってくるんだよって言ったと思うけど念頭にあったからオチがスっと入ってきた >>27
そこは正統な理由をつけないと面白い面白くない以前にお話として破綻している >>30
正当な理由があったらジョークにならんでしょ >>31
メイドがプール付きの家で主人を撃ち殺すのとか芝刈り機の論理学のアメジョ知ってる?
ああいうのはすれ違いが面白いのであって世界観自体は保たれてるでしょ
>>1のはそもそも工員が雇われてること自体がおかしいからそこで違和感が生じてる 小説というには短すぎるからスレタイは小話にしてくれ >>32
なるほど
>>33
どんなに短くても小説として成立するって誰かが言ってたけどその誰かが思い出せない ちなみに>>33が小説として最低限成立すると思う文字数ってどの程度なの? 極端な例だけど一応こんな話もある
>「売ります。赤ん坊の靴。未使用」(うります あかんぼうのくつ みしよう、For sale: baby shoes, never worn)は、
>英語で6単語からなる短編小説の全文である[1]。このシックスワード・ノベルは、フラッシュフィクション、
>サドゥンフィクションの極端な例でもある。アーネスト・ヘミングウェイの作品とされることが多いが、
>ヘミングウェイへの帰属は確かなものではなく、同じような趣向の小話は古くから存在する。 >>32
工員が雇われてるのはおかしいってのはオチの部分だしそこで違和感とか何かよくわからんな 文字数は分からんが文庫本で10ページくらいある感じか?
具体的には分からないが少なくともここにあるのは短すぎる >>38
なるほど。大体5000文字くらいになるのかな
「掌編小説」(いわゆる短編小説よりも短いもの)と呼ばれるのがおおよそその程度を目安にしていたような気がする 「ねえ。あれって熊じゃないの」
私達の歩く未舗装の山道の先に何か黒い塊がもそもそと動いているのが見える。隣の悠斗は「ああ、熊だな」とそっけなく答えた。
「やばいじゃん。逃げた方が良くない?」
「大丈夫、大丈夫」悠斗は暢気に言う。
「熊は基本的に人間を恐れているからな。近付いたら逆に向こうの方が逃げていくよ」
確かにそう言われるとそんな気もする。こういう時に頼りになるから私は悠斗のことを好きになったのだ。
自分が恋していることを改めて実感し、にこにこしながら歩いていると、もう熊の目の前まで来てしまっていた。
こんな近くまで来て大丈夫なのかな。心配になって横にいる悠斗に視線を移すと、丁度突進してきた熊に突き飛ばされているところだった。
山道を外れ、急斜面をゴロゴロと転がっていく悠斗は、大きな岩にぶち当たって止まった。
「だいじょうぶー?」
上から声をかけるが、痛みに悶えているのか悠斗はしばらく反応しなかった。
もう一度呼びかけると、ゆっくりと顔を上げ「これが大丈夫に見えるか?」と力無く返答した。
確かに手足は変な方向に曲がって、あちこち血まみれで、まるで打ち捨てられたマネキンみたいになっている様はとても大丈夫には見えない。
でもこの場合の「大丈夫?」という呼びかけは、怪我の具合はどの程度ですか、意識はありますか、救急車を呼びますか、その必要はないですか、
という意味を含んだものであって、実際問題として大丈夫であるかを尋ねているわけではない。
その程度のことを読み取れないなんて悠斗は今流行りの発達障害というやつなのだろうか。
無事に下山出来たら検査に連れていってあげよう。
と、その瞬間私の世界がぐるぐると回り始めた。どうしようとパニックを起こしかけ、どうにか落ち着きを取り戻すのに要した時間はほんの数秒ほど。
世界ではなく自分の方が回ってるんだと気付くのと大きな岩にぶち当たるのがほぼ同時だった。 「大丈夫かー?」
暢気な声が上から降ってくる。見上げると悠斗がはるか斜面の上にいた。
人間が突然浮かび上がるわけはないから私が斜面を転がり落ちたと考えるのが自然だろう。
その証拠に悠斗のさらに上には熊がいて、うろうろと歩き回りながら私達の様子を窺っていた。
「これが大丈夫に見えるぅー?」
怪我の程度は悠斗と同じくらいだろうか。冷静に観察をする余裕はないが、何か所か骨が折れているような気がする。
悠斗はしばらく何か考え込んでいたが、こちらに向けて声を張り上げた。
「お前発達障害なんじゃないか? 下山出来たら一緒に検査に行こう」
きっと私と同じ思考を辿ったに違いない。そうなのであれば先程の自分の返答もおかしかったと気付いても良さそうなものだけど。
悠斗は昔からこういうところがある。自分に甘く他人に厳しいのだ。
もう検査に連れていってあげるのはやめにしよう。無事に下山出来たらお別れを切り出して新しい恋を探そう。
そんなことを考えていると悠斗の向こうから熊がのそのそと斜面を降りてくるのが見えた。きっと私達を食べるつもりなんだろう。
悠斗を食べて満足して帰ってくれないかな。そんな不謹慎な願いも虚しく、悠斗のいる大きな岩を越えて私の方にまっすぐ向かってきた。
悠斗は何か言うかと思ったが、一瞬ぎょっとした表情をしただけでその場で大人しくしていた。
私に向かって「逃げろー!」とか、「俺が相手だ!」って熊に立ち向かうとかしてくれてもいいのに。薄情なやつめ。
熊の歩みは止まらずもうすぐそこまで来ている。
私は胸の前で十字を切った。特定の宗教は信奉していないが、日本はそのへん大らかなので何も問題はないだろう。
宗教の自由が保障されていることに感謝しながら私は胸の前で手を組む。
折れているであろう右腕はひどく痛むが、形式は大事にしなければならない。
熊の粗い呼吸を近くに感じながら私は目を閉じ、そして祈る。
せめて苦しまずに死ねますように。 文字数数えてないけどこれは5000~10000字くらいあるはず
これなら評価できるだろ 長くなっても書く方向性は同じなんだなw
今迄のとはちがって狂気が強すぎてあんまり笑えないな お母さん熊が私を食べてるのを思い出すからこれはちょっとダメだわ >>45
そういやそんなニュースあったな。ご冥福をお祈りします ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています