剣の山に登らんは 未来のことと聞きつるに
此世に於いてまのあたり 剣の山に登るのも
我身のなせる罪業を 滅ぼす為にあらずして
賊を征伐するが為 剣の山もなんのその
敵の滅びる夫迄は 進めや進め諸共に
玉ちる剣抜き連れて 死ぬる覚悟で進むべし