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2023/05/23(火) 21:44:52.164ID:HTl3Bey/02023年4月下旬より茨城県、東京都にて麻しんの発生報告が相次いでいます。大阪府でも4月に1件発生報告がありました。
渡航先で麻しんに感染し、帰国後に発症する輸入事例やその感染者からの二次感染が見られています。今年の大型連休は海外渡航者が増加していることもあり、今後、国内での感染拡大が考えられます。
過去の流行状況
2020年における大阪府内の麻しん患者累計報告数は1例で、2019年の149例より大幅に減少しました。
2021年・2022年における大阪府内の麻しん患者累計報告数は0例でした。
海外への渡航制限があったこともあり、近年の患者数は少ない状況でしたが、麻しんは感染力が非常に強く、免疫がないとほぼ100％感染するといわれています。
麻しん（はしか）とは
麻しんウイルスによって引き起こされる、急性の全身感染症です。
空気中を漂う麻しんウイルス粒子を吸い込むことによる「空気感染」、麻しん患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛沫感染」、麻しんウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」により、人から人へ感染します。
麻しん患者と距離が離れていても、「空気感染」により、医療機関や学校、交通機関などを同じ時間帯に同じ空間を共有していた人はその時間の長さに関わらず感染する可能性があります。国内では、過去に3分間共有しただけでも麻しんに感染したという報告もあります。
このように麻しんは非常に感染力が強いことが特徴です。
