逮捕されたのは、いずれも住所不定で、自称、自営業の山本幹也容疑者(29)と、職業不詳の小池慶輔容疑者(24)の2人です。

警察によりますと、先月、埼玉県吉川市に住む70代の女性の自宅に「不倫相手を妊娠させてしまった。示談金が必要だ」などと息子を装って電話をかけ、現金300万円をだまし取った疑いが持たれています。

調べに対し、黙秘しているということです。

千葉県柏市にあるホテルの宿泊客から寄せられた「部屋から詐欺の電話のような声がする」という通報をきっかけに警察が捜査を進めたところ、2人がホテルの部屋を拠点にしていたことが分かったということです。

押収したスマートフォンからは、関東や九州の7県に住む2万4000人分の名前や電話番号などが入った名簿が見つかっていて、警察はこれらをもとに詐欺の電話を繰り返していたとみて調べています。