中国で、軍のスローガンと野良犬を関連づけるネタを取り上げたお笑い芸人に批判が殺到し、当局は所属事務所に対し2億円以上の罰金を科しました。

北京で13日に公演を行った男性芸人は、たくましい野良犬を見た際に軍のスローガンを連想したという趣旨のネタを披露しました。

このネタを問題視したある観客がSNSに投稿したところ、「軍を侮辱している」などとの批判が殺到しました。

国営メディアも批判を強めるなか、男性芸人は活動停止を発表しましたが、北京市当局は17日、「社会に悪い影響を与えた」として所属事務所に対し無期限の活動停止とおよそ2億6千万円の罰金を命じました。

言論統制が強まるなかネタの内容が摘発の対象になることを恐れて、多くのお笑い劇場が観客に対して撮影やSNSへの投稿を控えるよう求めています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b2de1cd618daea7c8fdbbc500dcc0523a60f668b