親父曰く昔の記憶は白黒らしい
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俺には理解出来なかったが…。60年くらい前は写真も映像も基本白黒よな。テレビとかも当時は白黒じゃん?だから今たまに昔のテレビカラーで再放送してたりすると変に上書き?されて混乱するらしい。 30年40年前は知らないけど、その時代はなんだか色が無いんだと。俺はおかしいと思ってさ写真とかはそりゃ白黒だろうけどその時目で見た情景には色があるんでしょ?って聞いたら、
思い出せないらしい。木も車も人も街も色が無いんだってさ。
オヤジの過去の記憶には”色”がないらしい たぶん記憶を補強してきたのが白黒写真とか映像なんじゃないの?
記憶を想起するときのトリガーが写真とか映像だったらそうなるのも頷ける
要は長い年月を掛けて思い出すたびに少しずつ記憶が白黒に変成された >>4
だからおかしいって言うと首傾げてた。親父にとってはの記憶は色は無いものらしい。どうも不思議そうに淡々と話してたのが怖かった 親父にとってその時代がどうなのか分からないけど、まだまだ戦争が終わったばかりで貧しい時代だったらしいな。
神社へ行けば白装束の傷痍軍人がいて可哀想だなと思ってたのを覚えてるとか。
親父に聞くと子供の頃の世相とか世の中の雰囲気はどうだったか聞くと、いつもまだ皆貧しい時代だったって言う。 夢の中って非現実的なものでもそれが普通に感じるから
色も意識できてないんじゃないか 単純に色情報を記憶してない可能性もあると思う
例えば幼稚園の頃や小学校の頃の記憶を思い出してみて登場した人物の服の色に意識を向けてみてほしい
そんな細部まで記憶に残ってることは少ないだろう
捨てても良いと脳が判断したなら長期記憶に書き換えるタイミングで情報落ちさせるのかもしれない 親父の昔話って面白いんよな。
特に印象に残ってる記憶をオヤジがこう言ってた
「昔俺が子供の頃よ、今でも鮮明によう覚えとるわ。
まだ燃料やで薪やなんやらを仕入れに街の方へオヤジのオート三輪に乗せられて〇〇〇の方へ行くんだわ。
すると〇〇の市電がずぅーと通っとってよ。
その線路の上を親父が車で走ってくれてよ。するとオート三輪がガタガタ揺れて面白いんだわ笑 まだ古い木造の家ばっかでよ、遠く見ると夕焼けになって太陽が沈みかけてたんだわなぁ」 あとは親父が燃料を仕入れに爺ちゃん(父親)とトラック乗って中川運河の川沿いにある製材所までよく行ったらしい。
待ってる間親父は工場の敷地から海から進んでくる小型船がポンポン音を立てて行くのを見るのが好きだったらしい。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています