ひきこもり支援マニュアル、国が初作成へ 24年度中の完成目標

ひきこもり状態の人を支援しようと、厚生労働省は支援者向けのマニュアルを初めて作る。各自治体の支援事例などを調査して内容を精査し、2024年度中の完成を目指す。

内閣府が今年3月に公表した調査結果によると、15~64歳でひきこもり状態にある人は全国で推計146万人。15~64歳の約50人に1人にあたる。

支援の現場では、有識者のグループが10年にまとめたガイドラインが広く使われてきた。精神医療や精神保健などの支援を必要としている人を念頭にまとめられていた。

一方、ひきこもり状態の人はいろいろな困難を抱えており、さらにその困難もより複雑になっていることが、最近明らかになっている。自治体と民間団体が連携した支援が必要となる中、厚労省はこうした現状の課題を踏まえた支援者のマニュアルが必要だと判断した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9d8a108ba4efa3319756f248f668091ad10740c8
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