0001以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2023/05/02(火) 13:08:43.759ID:v6qnLXIQ0深呼吸。この時点で、ニンニクとショウガの匂いが脳天まで届く。
ドーパミンがあふれているのがわかる。
ラーメンは麻薬だ。一度、味を覚えたら何度も通うようになる。
よだれを垂らしながら、入店。
カウンター前で立ちすくしているオッサンを横目に着席。
「豚骨醤油ラーメン」
俺は店主に告げ、今か今かとラーメンを待つ。
震えが止まらない。ラーメンを体が欲している。
待ちきれず、隣の席のラーメンを拝借。これがうまい。
...やっと来た!ラーメンだ。どんぶりの中に、これでもかと具材があふれている。
届いた瞬間に、食う。もう食い終わってしまった。スープはまだある。
「おい、替え玉、替え玉よこせ！！早くよこせよ！！」
店主にそう告げ、額の汗も気にせず待つ。
替え玉が来た。あっついスープに入れ、麺を食う。
まだスープは残っている！
インスリンの注射器が残っていたからそれにラーメンスープを入れる。
首に入れる。うまい、うますぎる！！
体を揺らしながら、金を払い、外に出る。
ああ世界はなんて、きれいなんだろう。まぶしい。太陽の光が痛いほど肌に突き刺さる。
ラーメンでぎっとぎとになった肌を照らしている。
