X



子どもの頃の話。
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0001以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
垢版 |
2023/04/21(金) 15:36:31.486ID:YPkfjl24d
子どもの頃、僕は2階建ての借家にすんでいた。
母親も仕事をしていたので、学校から帰っても自分一人のことが多かった。
ある日、夕方遅く学校から帰ってくると、家の中が暗い。
「おかあさ~ん」と呼ぶと、2階からか小さな声で「はあ~い」と
応える声がする。もういっかい呼ぶとまた「はあ~い」。
自分を呼んでいるような気がして、2階へあがる。
階段をあがったところでまた母を呼ぶと、奥の部屋から「はあ~い」と声がする。
奇妙な胸騒ぎと、いっこくも母に会いたいのとで、奥の部屋へゆっくりと
近づいていく。
そのとき、下で玄関を開ける音がする。母親があわただしく買い物袋をさげて
帰ってきた。「しゅんすけ、帰ってる~?」明るい声で僕を呼んでいる。
僕はすっかり元気を取り戻して、階段を駆け下りていく。
そのとき、ふと奥の部屋に目をやる。
奥の部屋のドアがキキキとわずかに動いた。
僕は一瞬、ドアのすきまに奇妙なものを見た。
こっちを見ている白い人間の顔だった。
0002以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
垢版 |
2023/04/21(金) 15:42:34.975ID:GSr4aEqXd
その顔は異様に歪んでおり、怪しく微笑んでいるかのようだった。僕は恐怖におののきながら、母親に「さっきの声は誰だったの?」と尋ねた。母親は驚いて、「どんな声だったの?」と僕に尋ね返す。

僕は、さっきの出来事を母親に話した。母親も顔色が変わり、家の中を注意深く見回した。しかし、どこにも見知らぬ人物の姿はなかった。母親は僕を抱きしめ、「きっと風でドアが開いただけだよ。心配ないから」と言って、僕を安心させようとした。

しかし、その夜から奇妙なことが次々と起こり始めた。物音が聞こえたり、家の中で物が勝手に動いたりするのだ。母親は「悪い霊がいるのかもしれない」と怖がり、神社に行ってお祓いを受けることにした。

お祓いを受けた後、家の中の様子は少し落ち着いたかに見えた。しかし、ある晩、僕は夢を見た。夢の中で、白い顔をした怪しい人物が僕にささやく。「僕はこの家に昔からいるよ。今はお祓いを受けたから静かにしているけど、いつでも出てくるよ。だから、気を抜かないでね」と言っていた。

以降、僕は夜になるといつも不安な気持ちで眠りについた。家の中で起こる奇妙な現象は、しばらく続いたが、だんだんと減っていった。しかし、その白い顔をした人物がどこかに潜んでいることを、僕は決して忘れることができなかった。
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

ニューススポーツなんでも実況