正義は議論されがちである。力は承認されやすく、議論を無用とする。それゆえ、人は正義に力を与えることができなかった。というのも力は正義に反抗し、そちらは不正でこちらこそ正義であると主張したからである。かくして、正しい者を強くさせることができなかったので、人は強いものを正しいとしたのである。