「おいで……」のスレ落ちた(´・ω・`)
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続き
ドール「とっても呼びやすかったよ? なんせ2ちゃんは現実社会との繋がりがほとんどなかったし」
2「悪かったな引きニートで」
ドール「とっても良かったんだよハゲ引きニートで」
ドールは楽しげに声を上げて笑った
ドール「あぁ久し振りに人と話すってこんなにも幸せなんだ 最初から空っぽだったはずの心が満たされていってるのがわかるよ」
2「俺も色々懐かしい気持ちになれたけど ひとまずハゲって言ったことを謝れ」
2が悪態をついていると 急に空間の中に異変が起こりだした
――ビービービー!! ビービービー!!
――異常事態 異常事態
2「なんだ!?」
ドール「……まずい!」
――自動修正開始 2「な なんだよこれ……!!」
真っ白な空間が洗濯機のようにぐるぐると回り出す
ドール「私にしっかり掴まってっ!!」
2「これからどうするんだよ!?」
ドール「出口に行く!
ごめん 2ちゃんを長居させすぎた!
早く帰さないとあなたは消えてしまう!」
2「はぁ!?」
空間を埋め尽くす光の渦に逆らって ドールは2の胴体をしっかりホールドしながらここの出口を目指す
ドール「ごめん 本当にごめんなさい!
しかも普通なら誤って消えた存在は元に戻せるんだけど
社会との繋がりが薄い2ちゃんは難しいかもしれない!」
2「ふっざけんなよ! ――あっ」 ドール「2ちゃんっ!!」
2の体がバラバラと光に分解されて消えていく
2「ぐ……ここまでか 晩ごはんは珍しく豪勢にうな丼の予定だったのに……」
ドール「2ちゃんーーーーーっ!!」
ドールの呼びかけも空しく 2は空間に溶け込み消えてしまった ドール「こんなのだめ……ニートとはいえまだ未来があるのに消えるなんてダメだよ!
何か方法は――」
ドールはふと振り返って 2が書き込んだレス群を見た
ドール「そうだ!」
ドールがこれまでのレスに手をかざすとその中から2の人となりを示す情報を拾い始める
ドール「2ちゃんがずっと掲示板に張り付くニートで良かったよ」
光の粒子がドールの手元に集まり始め 人の形を形成しだした
ドール「君の性格 苦悩 夢 ここには沢山のことが書かれているね
お礼と、迷惑を掛けたお詫び
少しだけ手を貸すよ 君の明るい未来のために」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています