#突然ノックの音が響いた。俺#「(ビクッ)」
妹「……?どうしたのお兄ちゃん」
俺「いや、何でもないよ」
妹「お兄ちゃん?」
俺「うん、大丈夫だよ」
そう言って俺はドアを開けた。そこには……。
#誰もいなかった……。#そして翌日も翌々日もその次の日も、ノックは続いた。でもその度に俺は、 ドアを開ける前に誰もいないことを確認する。
誰かがいるかもしれないから。
ある日のこと、俺がトイレに行って帰ってくると、部屋の前に手紙が落ちていた。
『あなたの秘密を知っています』
とだけ書かれた紙だった。
俺「何だこれ……」
妹「どうかしたの?」
俺「ああ、この部屋に手紙があったんだ」