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カナダ在住のある女は2019年に泥酔状態のまま車を運転し、4軒の民家を破損させる大事故を起こした。
女は有罪判決を受けるも、このほど運転前にアルコールを提供したバーを運営する会社を訴えた。
カナダ公共放送のウェブサイト『CBC.ca』などが伝えている。

彼女は車の所有者でもある父親ショーンさん(Shawn)と共に、事故を起こす直前にダニエラが飲酒していたバドワイザー・ガーデンズ内にあるバーを訴えることにしたのだ。
バーはカナダに拠点を置く「オベーション・オンタリオ・フード・サービス」が運営しており、2人は今月5日に同社を提訴し、総額で約497万カナダドル(約4億8400万円)の賠償金を求めた。

ダニエラとショーンさんは「同社のバー従業員はダニエラがすでに泥酔している、または泥酔するであろうにもかかわらずアルコールを提供し、
店を後にする客の酔いの具合をチェックするセキュリティーガードを出口に配置することを怠った」と主張。
さらにダニエラの交通手段について「店側は知っているべきであり、ダニエラが飲酒後に確実に車を運転しないようにするための処置を取らなかった」と訴えた。

ダニエラとショーンさんは「住民からの損害賠償金を支払うことになるのであれば、同社は私たちに賠償金を支払う義務がある」と述べており、今後の裁判の行方に注目が集まりそうだ。