第2次世界大戦の終戦直後、東南アジア地域に残された70万人を超える日本軍将兵の苦境を伝える書簡が確認された。

 陸軍大将の板垣征四郎が、上官の元帥・寺内寿一(ひさいち)に送ったもので、終戦に伴い進駐した英国軍の管理下での詳細がわかる貴重な史料だ。

また、同日付書簡には、インドネシアの無人島・レンパン島に日本軍兵士が移される方針に加え、〈糧食ハ先二ヶ月分を集積之予定〉〈タピオカ採取の許可を受け主食二八〇瓦(グラム)の不足分を幾分緩和〉など、タピオカで食糧不足を補った実情を記す。島で兵士たちは栄養失調で命を落とすなど飢餓に苦しんだ。

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