敵「ククク…お前の実家に爆弾を届けた」俺「くそ!母ちゃん出てくれ!」プルルルル…
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ガチャッ
母ちゃん「あらたかし、どうしたのあんたからかけてくるなんて珍しいじゃない」
俺「母ちゃん!荷物届いてない?」
母ちゃん「えー?あんたなんか送ったの?それより聞いてよこの間肩こりがひどいって話したじゃない?」
俺「肩の話はいいから!爆弾届いてない!?」
母ちゃん「ばく…?なぁに?ちょっと聞こえなかったわ最近歳とってきたのかしらねぇ」 俺「いいか母ちゃん落ち着いて聞いてくれ!」
母ちゃん「それでね、肩こりの話なんだけどいい整骨院見つけたのよ~あんたも仕事で疲れたって言ってたじゃない?」
俺「悪いやつが実家に爆弾を送ったんだ!」
母ちゃん「そう、だからねあんたも実家に帰ってきたら行きなさい肩こりを放っておくとよくないんだから」 俺「母ちゃん、爆弾の解除方法を説明するよ!」
母ちゃん「そうだあんたこの前帰ってきたときお父さんの携帯のプラン変えてくれたじゃない?あれの明細見たいんだけどどうやればいいの?」
俺「それはあとで説明する!母ちゃん届いてる荷物開けた!?」
母ちゃん「あとであとでってあんたはもう子供の頃からそうねぇ散らかしたら全然片付けないの」 俺「片付けはちゃんとできる!まずは段ボールあけて!」
母ちゃん「男の一人暮らしの部屋は散らかりやすいからね、カップ麺食べたからそのままにしてるんじゃないの?」
俺「いいから!話聞いて!」
母ちゃん「虫すぐ湧くからね!気をつけなさい!そうだ、片付けてくれる彼女とかいないの?」 俺「彼女はいない!母ちゃん!まずは赤の線と青の線があるだろ!?」
母ちゃん「あらあんた彼女いないの?いい加減作りなさいよ私は心配よ」
俺「俺の心配はいいから!」
母ちゃん「孫の顔を見せろとは言いません、かわいい彼女の写真くらい送ってきなさい」 俺「赤の線と青の線、どちらかを切れば止まるんだ!」
母ちゃん「そうだ、ふるさと納税ってあんた知ってる?私この前テレビで見てやってみたのよお父さんの分で」
俺「赤の線と青の線、どちらを切れば止まるのかはわからない…!箱にヒントとか書いてない!?」
母ちゃん「お米をね、もらったの10キロを2袋もあんたのとこに一つ送るね」 俺「タイマーついてない!?時間制限あるって聞いたんだけど!」
母ちゃん「あ、ついでにふりかけも送ってあげるわあんた味道楽好きだったわよね」
俺「時間までに切らないと爆発するかも!」
母ちゃん「………あっそうだわ」パタパタパタ… 俺「母ちゃん!?いる?……かあちゃーん?あれ?いない?」
母ちゃん「」
俺「かあちゃーん、爆弾あと何分ー?」
パタパタ
母ちゃん「……あーお待たせいまビーフシチュー煮ててね」 俺「急いで母ちゃん!適切に対処すれば助かる!」
母ちゃん「………」
俺「母ちゃん!?」
母ちゃん「ああごめんなさい考え事してたわ来週だったかしら?カレンダー見てくるわ」パタパタ 俺「カレンダー玄関の近くでしょ母ちゃん!ついでに段ボール確認して!」
母ちゃん「来週じゃなかったわ」
俺「来週じゃ…なかったんだ」
母ちゃん「うん」 俺「それよりまず解除しないと母ちゃん!」
母ちゃん「」
俺「母ちゃん?またいなくなった?」 俺「母ちゃん…母ちゃーん!」グスグス…
母ちゃん「あらどうしたの急に泣いてあんた」
俺「母ちゃん!?生きてるの!?」
母ちゃん「まだ死なないわよそんな歳じゃあないわ」 俺「えっ…でもさっき爆発音が…」
母ちゃん「ああ映画観てたのよ」
俺「あ、ああ…そう…えっとじゃあ爆弾は!?」
母ちゃん「爆弾?ああ朝届いたからもう解除して警察に渡しといたわ」 俺「えっ解除してたの?」
母ちゃん「そうだけど、それよりあんたインスタント味噌汁とかいる?来年のカレンダーも仕送りで送るわね」
俺「あ、そうなんだ…うーん」
母ちゃん「?」
俺「卵スープのやつ食べたいカレンダーはいらないや」
完 J('ー`)し「たかしへ 冷蔵庫にデザートイーグルが入っています」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています