従業員を違法に長時間労働させたとして、下妻区検はスナック菓子「うまい棒」などを製造する「リスカ」(茨城県常総市)と同社の武藤秀二社長(50)を労働基準法違反で略式起訴し、下妻簡裁はそれぞれに罰金10万円の略式命令を出した。略式起訴は11月30日付、略式命令は今月16日付。


 起訴状によると、同社は昨年1月1日~11月30日、同社の工場で勤務する従業員9人に対し、労働時間延長に関する協定に違反して時間外労働を行わせたとされる。実態を把握した常総労働基準監督署が8月に書類送検していた。

 同社の担当者は「 真摯 しんし に受け止め、今後は法令順守を徹底したい」と話した。