俺「えっ…チート無し転生…？貴族の家系でも無い…？え？それどころか貧民街に産み捨てられる…？」
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天使「それがなにか？」
俺「ちょちょ…ありえないでしょそれ…」
天使「いやいや、君の今世じゃこのくらいが妥当ですよ」
俺「俺が何したって言うんですか…こんなの地獄と変わりないじゃないですか…てかすぐ死ぬでしょ…」
天使「あのね、これだけは覚えておきなさい、君は自殺したからこの地区担当の神様に慈悲を与えて貰っているの」
俺「？？？」
天使「…察しが悪いですね、君の今世には満足に転生先を選べる価値は無いんですよ」
俺「は…はぁ？」
天使「悪いけど最近はここの地区も治安が悪化していてね、君みたいな人は受け入れる余裕ないから早く決断してね」
俺「そ、そんな………な、なんでなんですか天使さん！僕は人並み以上に不幸な人生を送ってきました！何で助けてくれないんですか！？貴方は本当に天使か！？」
天使「そう言う君は良くも悪くも人間らしいですね」
俺「ど、どういうことですか！」
天使「君の人生は結構恵まれてたと思うよ、満足な来世が選べないのは君のせいだね」
俺「…自己責任論でも唱えたいんですか？いかにも産まれが恵まれている天使様らしい思考回路ですね、いいですか！？僕は貴方とは違い恵まれなかった！『親』にも『環境』にも！」
天使「…で？」
俺「ｯﾁ！偉そうに…」
天使「私は君よりかは偉い…のかな？」
俺「黙れ！とにかく俺は恵まれなかった！家に帰れば親父に吐くまで殴られた！人格も否定された！それどころか頭を湿ったタバコの灰皿にされた！」 天使「そうだね、ちなみに今のはお父さんの真似かな？凄い剣幕だね」
俺「ッ……そ、それに学校でも酷い目に遭った！風呂にも入れてもらえない俺にあいつらは石を投げた！暴言を吐いた！黙って見てた奴らだって同罪だ！そんなクズ共が当然の権利だと言わんばかりに幸福を享受している！こんなの間違っている！」
天使「君はそう思うんだね、じゃあ君に与えた不幸より他の人達に与えた幸福の方が大きかったと考えるのはどうだろう、差し引きして善人の部類に入るんじゃないかな？」
俺「なっ…じゃあ誰かを害しているのに幸せになってもいいのか！？違うだろ！」
天使「違わないね、そもそも反論になっていないよ、詰まったら情に訴えるのはお母さんに似ているね」
俺「…俺は…あんなヤツらとは…違う……ちが………う…違う…違うんだ…あ…う……」
天使「それは同意だね、君はこの血を断ち切った張本人だ、君の人生の価値はそこに集約している、本当に自殺してくれてありがとう。神様の機嫌も久しぶりに良かったよ」
俺「………何で俺を終わらせてくれないんだ…？もう生きている価値なんて無いんだろ…？なあ…」
天使「それはシラフになったお父さんの真似？」
俺「ぁぁぁあぁ！！！いい加減にしろこのアバズレがぁ！下手に出てやれば調子に乗りやがってぇ！早く殺せってんだよぉ！もう転生とかどうでもいいからさっさと殺せやぁぁぁぁ！…はぁ……はぁ……なんなんだよ…もう…」
天使「貧民街に転生して飢えて死んだら次は農奴かもね」
俺「…もういい、最後に答えてくれ、俺が恵まれていると思う理由は？」
天使「君が人間だから」
俺「馬鹿にしてんのか？」
天使「…嫉妬かな」
俺「………なってみないと分かんないもんだな…人間も、天使も。」
終わり 読んだけど意味が分かんねえ伝えたいことを簡潔に要約してくれ >>5
伝えたいことなんて無いよ
悪く言えばそれっぽい殴り書き
良く言えば啓蒙活動 >>6
俺はキレた後に冷めた対応されると血が引くんだけど、お前は違うのか？ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
