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2022/11/13(日) 14:59:08.887ID:XXuYtFqEp曜変天目とは、南宋時代(12~13世紀)に中国で作られた黒釉(こくゆう)茶碗で、焼成時の釉薬の変化で大小の斑紋が現れているのが特徴だ。完全な形で現存するのは、世界で三つしかないとされ、いずれも日本(静嘉堂文庫美術館蔵、大徳寺龍光院蔵、藤田美術館蔵)にあり、国宝に指定されている。
このうち稲葉天目は、高さ6・8センチ、口径12センチで、斑紋が大きく力強く、はっきりと現れている。元は徳川将軍家が所有し、徳川家光から家臣の稲葉家に贈られるなどして、1934年に岩崎小弥太が入手した。小弥太は「私ごときが使うべきでない」として、一度も茶碗として使うことはなかったという。
「ほぼ実寸の曜変天目ぬいぐるみ」は、展示室横にあるミュージアムショップで5800円で販売されている。
https://i.imgur.com/rbyknnt.jpg