本当に好きで3歳からずっと四六時中絵を描いていて、両親が芸大卒で漫画家だからずっと絵の指導してる友達なんて沢山いるよね
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垢版 |
2022/09/19(月) 20:56:45.142ID:E4PPa3UV0
「本当に好きで3歳からずっと四六時中絵を描いていて、両親が芸大卒で漫画家だからずっと絵の指導してる友達なんて沢山いるよね」
「うちのところには、芸術家の親が学校に行かせずに家でずっと絵描かせて中学卒業後、アニメーターの学校に入学して、卒業してすぐ作画監督になった子いるよ」
「それ、すごいね。もう漫画とか小説の専門学校行く必要ないんだ?」
「いや、その子は、自分は天才だと思ってて、親に言われて高校行ってただけって。でも、その子も美大に行ってないし、結局みんな才能無いんだよ。勉強も、部活も、習い事も、恋愛も、何もしなくても生きていける世界なんだ」
「じゃあ、なんで生きてるの?」
「死なないからじゃない?人間って、生きるために何かしてるじゃん。だから、何かしなきゃって思うんじゃない?」
「それは、ちょっとわかる気がする。僕はさ、小さい時からずっと、早く大人になりたいって思ってきたんだ。社会に出ると、ちゃんとしなきゃいけないでしょ。でも、今って子供のままいられるじゃん。だったら、今のうちに、何でもやっておきたいって思ったんだよね」
「私も、子供の時は早く大人になりたかったな。まあ、実際なってみると全然楽じゃないけどね」
「確かに、子供の頃みたいに無邪気に好きなことだけ出来るわけじゃなくなったよね」
「そうそう。子供は子供のままでいられていいなあって思う」
「あ、でもさ、僕思うんだけど、子供の頃の方が自由だったよね。あれって、何してたっけ?ただ遊んでただけで、そんなに大人になってからと変わんないよな」
「私は、子供の頃に読んだ本の影響が大きいと思うな。物語の中で、主人公や登場人物達が自分の力で問題を解決していくところに憧れたんだよ。だから、小説家になろうとか、編集者になろうと思ったのは、それが理由だな」
「なるほどね。でも、夢叶えたら、また、元に戻った感じだよね」
「まあ、そうだね。結局、自分で考えて行動しないと、現実は何も変わらないから、大人になったらもっと大変だと思うよ」
「そうだよね。子供の頃と違って、いろんなこと考えないといけないもんね」
「うん。特にお金のことはきちんと考えないとダメだと思う」
「そうだよなあ。僕も、親の会社に就職するのは絶対嫌で、自分が独立したいって考えてるけど、具体的にどうすれば良いのかわかんないんだよな」
「私は、やっぱり作家としてデビューしたいなって思ってるよ。デビュー出来れば、仕事にも困らないし、ある程度自由に活動できるからね」
「ああ、そうか。編集さんに付いてもらうなら、自分で稼ぐ必要はないのか」
「そういうことだね。
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垢版 |
2022/09/19(月) 20:58:25.378ID:E4PPa3UV0
「私は、やっぱり作家としてデビューしたいなって思ってるよ。デビュー出来れば、仕事にも困らないし、ある程度自由に活動できるからね」
「ああ、そうか。編集さんに付いてもらうなら、自分で稼ぐ必要はないのか」
「そういうことだね。ただ、デビューしたら、収入は全部出版社持ちになるから、生活はかなり楽になると思うよ」
「そういうもんなの?」
「だって、新人作家の本を売ってくれる人がいないでしょ。売れるまでは自費出版とかするしかなくなるんだよ」
「あー、そうなんだ」
「それに、契約が切れるまで印税は入らないし、原稿料もほとんど貰えないから、かなり厳しいと思うけどね」
「うーん、やっぱそうなるよな」
「あ、ごめん。私そろそろ行かなきゃ」
「今日は何時までいるの?」
「5時くらいかな」
「じゃあ、6時に迎えに行くよ」
「わかった。じゃあ、それまで、絵の続き描いてるね」
「おっけー。頑張ってね」
電話を切った後、僕は大きく息を吐いた。
正直、こんなに早く彼女が僕に心を開いてくれるとは思っていなかった。
彼女の話によると、僕の書いた小説を何度も読んでくれていたようだ。
それも、何度も何度も読み返していたようで、そのおかげでイメージも固まったという。
もし、僕が彼女にもっと早く出会えていたら、彼女と付き合うことになったのだろうか? いや、そんなことはないだろう。
そもそも、彼女は高校生で、僕は大学生だ。
そんな状態で出会っていたとしても、年齢の差がありすぎて、きっとお互いに意識することはなかっただろう。そして、彼女みたいな美人と、僕は釣り合わない。
今日だって、彼女は可愛い格好をしていたが、僕なんて普段着だ。
一緒に歩いているだけでも、周囲からの視線を痛いほど感じるというのに、果たして僕と付き合ったとして、それで幸せな人生を送れるだろうか? 仮に、付き合ったとしても、お互いまだ学生なのだから、結婚の話なんか出来ないだろうし、将来のことを考える余裕すらないだろう。
そんなことを悶々と考えているうちに、約束の時間になったので、彼女を迎えに行った。
彼女は、いつものように、車に乗り込むとすぐにヘッドホンをして音楽を聴き始めた。
最近は、ずっとこんな感じだ。
以前は、外でもこうやって音楽を聴いていたのだが、僕が車の運転中だと気が散ると伝えたところ、それからは車で聴くようになったのだ。
僕は、少し残念に思いながら、車を走らせた。
彼女を家に送り届けた後、バイトに向かった。
夜11時頃帰宅すると、部屋に明かりが点いていた。
どうやら、まだ彼女は絵
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