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ドイツ兵「この戦争もいつ終わるんだろうな…」
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2022/09/15(木) 23:50:25.692ID:eCAcs6vB0
ズーガガガっ…
下士官「全員トラックを降りろ早く早く。各分隊ごとに整列!!」
急げ急げ早く!そんな声が飛び交う

https://i.imgur.com/uRknYTs.jpg

リヒター「こんな所で何するんだ?整列って」

マイツ「さぁどうだろ。こっからの行動予定を話すんじゃないのか?まぁいいから始まるぞ」

司令官「今日皆に集まって貰ったのは言うまでも無い。諸君も周知の通りと思うが6月6日。ちょうど数日前連合国の大規模な上陸作戦が実行され既に海岸は制圧された。我々は今非常に劣勢な状況下にある。東はソ連。そして今西からはイギリスアメリカ等の連合国軍に攻められるという惨状だ。だが、諸君らにも家族がいるだろう、友人が居るだろう、そして恋人がいるものも少なくは無いはずだ。今ここで諦めれば彼ら彼女らの生活は勿論悲惨な結果になることは明白であり、今ここで総統閣下の……」
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2022/09/15(木) 23:54:18.677ID:eCAcs6vB0
リヒター「なるほどな。俺たちゃこれから西部戦線送りって訳か…ついこないだできた戦線。東部よりはマシかな…」

マイツ「まぁそう気落ちするなよ。東部戦線こそ戦況共に地獄だったけど、そこで培った戦闘経験は俺たちに生きてるはずだ。まぁ結構なたたかいを、生き抜いた俺らだ。アメリカ野郎なんてバラバラさっ」

ゲバルト「マイツお前はいつもそうやって楽観的だな笑。甘く見てると酷い目にあうぞ?まぁいいけどな」

マイツ「はぁ笑すいません分隊長。祖国の為に最後まで戦い抜く覚悟はあります。連合軍のヤツらまた大西洋まで押し返してやりましょ」

ゲバルト「ハッハッまぁそうなるといいがな」

https://i.imgur.com/wP1DIw3.jpg

兵士「ぜーいん車両に乗り込め〜移動するぞ!ぜーいん車両に乗り込め〜」

リヒター「さっ行くぞ!またしばらくトラックに揺られる時間の始まりだ」

マイツ「うん。行くか、にしてもこんな時に限っていい天気なんだな。雲がでけぇ笑」
タッタッガチャゴトンゴトン…
装甲車の床板をブーツが勢い良く踏みつける音が響く。

誘導兵「よし…発車〜!」

ガッガッガッガガガ、ズズズブゥーンキュリュキュリュキュリュ 車両のエンジンがかかり発車し始める

https://i.imgur.com/wMMevDr.jpg
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2022/09/15(木) 23:56:25.369ID:eCAcs6vB0
リヒター「さっ発車したぞ~嗚呼。でも不安だよなんか」

マイツ「うんそうだな…あとどんくらいなんだろ」

クルト「そんなに掛からんらしいぞ。次の村を越えたらもう前線のちょいちょい手前くらいかな。ただいつ攻撃されてもおかしくはないから」

リヒター「そうかぁありがとな。」

マイツ「はぁこの戦争もいつ終わるんだろうな。訓練生時代の友達も皆死んじまったか、行方知れずだな。捕虜になってたならその方がいいけど。まぁ赤軍に捕まってたとしたら結果は悲惨だよな。」

https://i.imgur.com/zcIXQuk.jpg

マイツ「取り敢えず全然着くまでに気を付けなかんのは、攻撃機だな。ホント空からの銃撃はタチが悪い。」

リヒター「ほんとなそれなんだ。なんか新型のヤーボとか言う攻撃機で結構やられてるらしい。前線関係無しにだ。移動中にでもいつやって来るかわからん」
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2022/09/15(木) 23:57:55.610ID:eCAcs6vB0
マイツ「ひゃーおっかねぇ笑笑」

リヒター「あとアレだ。レジスタンスって居るだろ。なーんか各地で調子こいてゲリラやってるらしいんだよ。そのお陰で輸送中の戦車や軍需品が結構ダメになってるらしい。タチ悪いでぇ~」

クルト「レジスタンスなんかはゲシュタポが処理してくれてんじゃねぇのか?」

リヒター「あぁそうだろうな。まぁ俺はアイツらのやり方はあんまり好きじゃない。関係ない民間人まで殺してるって言うしな」

マイツ「そうなのか。まぁ俺らもssだけどあんま好きじゃないねそう言うのは」

リヒター「まぁな〜」
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2022/09/16(金) 00:02:45.128ID:eDz26m0D0


ブォーーンヴォーンヴォーン…
その時前方の空からドイツ兵にとって最も恐るべき脅威のひとつ。ヤークトボンバーの耳障りな飛行音が聞こえて来た

兵士「ヤーボだぁぁ!敵攻撃機ヤーボだ!」

指揮官「全員車を止めろー!急げー横の森に避難するんだ急げ!」

兵士「車を止めろー!急げー早く早く!」

一気に場の空気は固まり、全員が必死の形相で車を降り森へ飛び逃げる…

ブウォーンヴォーンヴォーン…ズドドドドド!! ヒュンヒュンヒュンっカチュンカチュン
ゴカァァァズコゴゴガシャーン

https://i.imgur.com/FNyGdfw.jpg

遂に米攻撃機が攻撃を始めた。先頭の二台のトラックに命中し大口径の弾が屋根や天板を突き破りそして、一瞬のうちにトラックは紅蓮の炎に包まれた。
そして沸き上がる炎と金属の破片は悲運な事に逃げ遅れた兵士二人を巻き込んだ…

ヒュンヒュンヒュンっカチュンカチュン
ゴカァァァズコゴゴドガガーン!!

アァハッハァ…ウグッオァァ ウグワァァァァ!
プシュピシュン!

車両の装甲を弾丸が突き抜ける冷たい音と共に、撃たれた兵士の断末魔が響く。
攻撃機は狙う目標は兵士でもある。一瞬のうちにまた一台の装甲車が大破し、逃げようとした兵士が巻き込まれた。
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2022/09/16(金) 00:09:46.503ID:eDz26m0D0
暫しの静寂…

リヒター「うぅ。いってぇ。マイツ大丈夫か?」

マイツ「あ、あぁ。危なかった。クソッタレが」

間一髪で空からの死角に逃げ込んだ兵士達が続々と顔を上げる。
https://i.imgur.com/MHL0OOa.jpg

リヒター「だ、大丈夫っぽいな…」

指揮官「大丈夫か!被害だ被害を報告しろ」

https://i.imgur.com/F42HkLi.jpg

下士官「はっ。輸送トラックが二台。装甲車一台が走行不能。第39擲弾兵分隊で一名。第22歩兵連隊で三名。第16歩兵分隊で一名。負傷者二名。以上です」

指揮官「そうか。よし犠牲者の墓を早急に掘れ。破壊された車両から使えそうなスペアパーツや装備品を各トラックに乗せて移動再開だ。」

下士官「ハッ承知しました」

リヒター「数人死んだらしい。第22
連隊のヨアヒムもダメだってさ。」

https://i.imgur.com/d6u6TLi.jpg

https://i.imgur.com/kOeCosk.jpg

マイツ「ヨアヒム!?そ、そうか。良い奴だったんだけどなアメリカ野郎のクソッタレが…
もうな…兵士なんてやってると周りが死に過ぎて普通の感覚ってのが鈍ってくるのが自分でもわかるんだよ。仲良くなっても打ち解けても、気付けば血濡れか肉片さ…」

下士官「準備終わりました。移動再開用意は出来ております。」

指揮官「よし。じゃ発車合図出せ」

下士官「発車!全車移動再開するぞ!」

ガッガッガッブウォーン!一斉にエンジンが掛かる。
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2022/09/16(金) 00:13:06.130ID:eDz26m0D0
リヒター「なんか疲れちゃったわ。少し寝る。着いたら教えてくれ、」

マイツ「寝るのか?笑 ハッまぁいいや。次起きた時は砲撃音だらけの戦場だろうよ」



ヒューヒューズドーン! ヒューヒューズドドォン! ブゥゥビュッン!スドーガシャーン!

リヒター「フガッゲホッゲホッ。な、なんだよこれ!」

マイツ「悪ぃ今起こそうと思ってた。なんか俺たちが支援に行く国防軍の部隊が押されてるらしくって予定より前倒しで最前線に来たんだよ。」

リヒター「なんだそれぇ!急にも程があるな…うおっ
あっぶね!」

下士官「止まれー!全車止まれ!」
ブーンキキィ。次々と路肩の影に車両が止まる。
下士官「ここからは徒歩だ戦車に随伴していくぞ。もうまもなく陸軍の部隊と合流できる。」
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2022/09/16(金) 00:17:54.650ID:eDz26m0D0
ヒューゥン!ズドドガガーン!

下士官「クッソ。ゲホッゲホッい、急げー全員降りろ!」

ギィバタンバタン。一斉にトラックの後部ドアやハッチが開き、武器を背負って兵士達が続々と降りて来る

https://i.imgur.com/zijKN9b.jpg

誘導兵「トラックはこのまま停車させろ。
一号車から三号車は162号戦車と共にこの道を真っ直ぐ東進。四号車と五号車は164号と165号戦車と共にこの通りを広場に向かっていけ!
残りはハーフトラックに乗り167・168号車と共に北進だ」

草木で偽装した泥まみれのパンター戦車やIV号戦車が兵士と共に進んで行く。それに続きハーフトラックや装甲車もスピードを上げる。

https://i.imgur.com/jWBOLdR.jpg
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2022/09/16(金) 00:22:28.811ID:eDz26m0D0
マイツ「俺らはこの通り沿いを行くみたいだ。さっ装甲車に乗り換えるぞ。」

ガチャンドタッドタッ。トラックに兵士達が乗り込む。入り切らない兵士は随伴歩兵として戦車の上に乗る者もいた。

運転手「行くぞ。あぁあと誰かこのmgを操作して見張っといてくれ。後ろはまぁいいや。交代で良いから」

ゲバルト「よし。まぁ大体知ってると思うが一応軽く言っとくぞ?俺たちは仮にも装甲擲弾兵だ。パンツァーファウストは一人一本持ってるな?あぁクルトは二本持ってるのか。お前らまだピンは抜いちゃダメだぞ?」

兵士「ハッハッハそんな大丈夫ですよ笑」

分隊長の話した、軽い冗談に緊張した兵士達にも少し笑顔が宿る

ゲバルト「取り敢えず陸軍のヤツらと合流したらそいつらから軽い街の構造を聞くから、俺に着いてこい。弾はちゃんとリロードしとけよ?一応田舎町とは言えそこそこの建物はある。そこを隠れ蓑にしつつ。敵の車両を探せ。基本は集団行動だ。一人一人が敵兵に気を配りつつ車両を探す。やる事はそれだけだ。」

リヒター「了解分隊長!」
一同「了解分隊長」
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2022/09/16(金) 00:28:07.945ID:eDz26m0D0
運転手「コマンダー間も無く着きます。降りる用意を」

ゲバルト「分かった。君達二人はこのハーフトラックを使って広場の防衛を主としろ。何かあったらよっちゃ陸軍のヤツらを載せてもいい。そこら辺は臨機応変に頼むぞ」

運転手達「はっ了解しました」

運転手「到着しました。止まります!」

ズドンズドン、ドカカカ。ドグワジャーン
乾いた銃声と戦車の砲撃音。爆発音がそこら中から聞こえる。

ゲバルト「よし行けイケイケ!こっちだ走れー」
リヒター「行くぞっ!」

マイツ「クソッタレが!」

国防軍兵士「ssの増援だ!援護しろ撃て撃て!」

https://i.imgur.com/TNzwxvP.jpg

ズカカカヵ!ドゥキューン ズダダダダ!

ゲバルト「行けぇぇぇぇ!」

ピシュンピソュン
兵士「うはっガァァァ…」

リヒター「あっシュタイナー!シュタイナーがっ!」

ゲバルト「ダメだ胸を撃たれてる!即死だ構わず走れ!」
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2022/09/16(金) 00:38:32.636ID:eDz26m0D0
ズザァァァア!

六人が一気に本部へと飛び込む。続けて後続部隊も物陰まで滑り込んでくる

ゲバルト「はぁはぁはぁ。ゲホッゲホッ。ss第216装甲擲弾兵師団から抜粋された増援部隊です。貴師団の増援にまいりました。」

国防軍指揮官「どうも。私は第312装甲師団の副官の
ヨーゼフ・ギゼルマイヤーだ。宜しく。師団長は負傷して後方に退避してる。」

ゲバルト「そうでしたか…師団長には宜しくお伝え下さい。
我々の戦闘準備は出来てます。」

ギゼルマイヤー「だろうな。じゃあ軽くだが説明しておこう。我々はこないだの上陸作戦で攻めてきた米軍機甲師団を側面から叩く予定でいたんだが…
見ての通り移動中この街で敵の奇襲にあった。こちらとしても全く予想外で把握されていない敵部隊だった。幸いそこまで大規模な部隊ではなく相手は本隊から外れていたようで…」

その時辺りを突っ切るような鋭い音が走った

下士官「ほ、砲撃ですっ!全員!伏せろぉぉぉ!」

ヒューゥゥゥウン!ズドガシャャーン!

あぁああーあー! アハァハァハァーうがぁぁぁぁ!
砲撃に巻き込まれた兵士が呻き声を上げる。

ギゼルマイヤー「クソっ!こんな時に!急げ負傷者の手当を!」

副官「は、はっ!」
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2022/09/16(金) 00:49:06.983ID:eDz26m0D0
ギゼルマイヤー「すまない。どうやら説明する時間はないようだ。これが地図だ。そう大きな町じゃない。まず君らはそこの奥にあるガーデンライトというホテルを取り返して欲しい。あそこがかなり重要な位置にあってね。まだ奪われて間も無い。何とか宜しく頼む。そのあとは上手くやれば敵の側面に出れるかもしれない…」

ゲバルト「ありがとうございます。それでは健闘を祈ります。総 統万歳」

ギゼルマイヤー「総統万歳」


ゲバルト「よしお前ら行くぞ向かうはガーデンライトというホテルだ。第26歩兵連隊はここの広場を。残りは私らに続け!」

一同「了解コマンダー!」

https://i.imgur.com/zt5hlF6.jpg

国防軍兵士の援護を受けながら、指揮官を筆頭に一斉に兵士が走り出す。
燃えるトラックを横切ろうとした瞬間、遂に
目標ホテルの中からアメリカ軍の弾丸が部隊に向かって突き進んで来た。

トラックの影からはMGガンナーが何とか味方から視線を逸らそうと撃ち始める。

だが地理的には相手側が圧倒的な有利。
相手側も懲りず撃ち続け遂に味方部隊の一人が撃ち抜かれてしまった。
その兵士は呻き声を上げる間も無く患部を抑え、滑るように倒れ込んだ。
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2022/09/16(金) 00:50:29.795ID:HmWHpaDv0
見てるぞ
続けろ
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2022/09/16(金) 00:50:46.695ID:eDz26m0D0
ゲバルト「走れー振り返るな!走れー!」

また一人撃たれる…

ゲバルト「こっちだ走れ走れ!」

ズダダダダカヒューンカヒューン!

リヒター「クッソ走れ走れ!」

マイツ「そっちだそこに部隊長が居る!」

ゲバルト含む先頭の数人がホテルの陰に何とか滑り込んだ。だがまだトラックの影には第二陣の10人程が待機している。

ゲバルト「よしお前ら、俺が合図したらリヒターお前は上に手榴弾を投げ込め。敵はそこまで上の階には居ない。発煙弾あるか?」

マイツ「自分と、あと数本あります」

ゲバルト「よし、リヒターが手榴弾を投げ込んで数秒後に奥と手前に投げろ。出来るなら手榴弾が爆発する直前を狙え。」

マイツ「了解です、」
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