イーブイ「ニンゲンなの?」ヒノアラシ俺「ヒノォ…」
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イーブイ「う~ん、とても信じられないなあ」
イーブイ「どう見てもポケモンだし…」
ヒノアラシ俺「ヒノ…」
イーブイ「住むところがなくて困ってるんだ」
イーブイ「ここのポケモンたちは助け合って生きてるから、確かに急に余所者は入りにくいかも」
ヒノアラシ俺「ヒノゥ…」
イーブイ「そうだ、ボク、いつもポケモン助けしてるんだ!」
イーブイ「手伝ってくれたらボクの住処に入れて面倒見て上げる!」
イーブイ「そうしたら君も皆に馴染めるはずだよ!」
ヒノアラシ俺「ヒノォ…」
イーブイ「案外楽しいものだよ!ほらほら、付いてきて!」
イーブイ「それに、色んな人と関わっていたら、ニンゲンに戻れる方法も見つかるかもしれないよ?」 ―半年後―
ヒノアラシ俺「ネィティオの未来予知で、大きな災害が起きそうなのがわかったヒノ!」
ヒノアラシ俺「ヒノは幻のポケモンの力で災害を止めるために呼ばれてきたヒノ!」
ヒノアラシ俺「だから災害を止めたらきっとニンゲンに戻れるヒノ!」
イーブイ「……」
ヒノアラシ俺「さあ、一緒に災害を防ぐために天空の塔に向かうヒノ!」
ヒノアラシ俺「これが最後の冒険ヒノ!」
イーブイ「あのさぁ、俺君」
ヒノアラシ俺「うん?」
イーブイ「冒険やめない?」
ヒノアラシ俺「ヒノッ!?」 ヒノアラシ俺「なっ、なんでヒノ!」
ヒノアラシ俺「災害が起きたらいっぱいポケモンが死んで…!」
イーブイ「別によくない?」
イーブイ「二人でとっととこんな島逃げようよ」
イーブイ「空を飛べる奴でも捕まえてさ」
ヒノアラシ俺「…ヒノ!?」 ヒノアラシ俺「なっ、なんでヒノ!」
ヒノアラシ俺「あんなにポケ助けが好きって…!」
イーブイ「知ってるよ」
イーブイ「俺君、ニンゲンに戻ったら、こんな非文明的なところ出てって、おいしいごはん食べて、『ぱちんこ』って遊びや、『ふうぞく』ってところいくんだよね」
ヒノアラシ俺「!?」
ヒノアラシ俺「な、なんで…」
イーブイ「寝言で言ってたよ」
イーブイ「こんな面白みもない非文明的な生活は嫌だって」
ヒノアラシ俺「…ヒノォ」
イーブイ「可愛い子ぶってんじゃねーぞ火鼠野郎」 エーブイ「アンアンアンアンアンアン!!」パンパンパンパン イーブイ「俺君はニンゲンには戻させないし」
イーブイ「ボクとずっと一緒にいてもらうし」
イーブイ「そのために、この地のポケモンには悪いけど、隕石で皆死んでもらうよ」
ヒノアラシ俺「み、皆に言ったら、イーブイはお終いヒノ!」
ヒノアラシ俺「イーブイがいなくても、皆の力を借りたら天空の塔に登れるヒノ!」
イーブイ「怪しい流れ者のキミと、キミを保護してあげてるポケ助け好きのボク、皆どっちを信用するかな?」
ヒノアラシ俺「ヒノ…」
イーブイ「キミ、コミュ障だし。ニンゲンだニンゲンだっていうから、影ではみんなおかしい奴だって心配してたよ」
ヒノアラシ俺「ヒノゥ…」
イーブイ「ちなみにキミに夜に襲われた話もそれとなく広めてあるから。誰もキミのことなんて信じないよ?」
ヒノアラシ俺「ヒノォ……」シュン イーブイが襲われた嘘話を詳細に書いてくれたら落としていいよ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています