邪神ちゃん「ガチでゆりねを殺しますの」
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邪神ちゃん「作戦はこうですのまず私が爆弾を飲み込む→爆発する→ゆりねは爆破に巻き込まれて死ぬ→私は悪魔の再生能力で自分だけ復活ですの」 ゆりね「ただいま」
邪神ちゃん「ゆりねー」だきつきっ
ゆりね「なによあんた急に暑苦しいわよ」
邪神ちゃん「ゆりねのこと大好きですのー!」にこっ
ゆりね「……?火薬の匂い?」
邪神ちゃん「(!?どんな嗅覚してんだこいつ!)バレる前にやってやりますのー!着火!」
ゆりね「……っ!」
ドガーーーーン!!! バラバラの邪神ちゃん
(ああ…私はついにやったのか……)
(あの状況から生き残る術は皆無……)
(痛みに耐えてよく頑張りましたの!感動した!)
ゆりね(よくもやってくれたわね邪神ちゃん)
(!?なぜ私の心の中にゆりねの声が!?) 家帰ったらすき焼き用意されてて
爆弾のことなんて忘れて楽しんでたら
いつもよりお腹の調子が悪いなとトイレに行った瞬間爆発 邪神ちゃん「ん……ん?はっ!ついに復活しましたの!ゆりねの死体はどこですの!?)
ゆりね(邪神ちゃんこっちよ)
邪神ちゃん「!?どこだ!ゆりね!生きてるのか!?」
ぴの「ようやく起きましたか、邪神ちゃんさんこれはどういうことですの?」
ミノス「ゆりねちゃんの部屋まるこげじゃん」
ペルちゃん「ねえ!ゆりねちゃんはどこ!?」
邪神ちゃん「ほぇ」キョロキョロ
邪神ちゃん「ゆりねが…いない?ってことは殺せましたの?」
ゆりね(馬鹿ね邪神ちゃん、私が死ぬわけないじゃない)
邪神ちゃん「!?なんですのこれは!頭の中にゆりねの声が響くー!」 ペルセポネ先生「おそらくゆりねちゃんは爆破によって全身がバラバラに弾けとんだけど、邪神ちゃんと肉片が混じり合ったことで一個の生命体として復活したのね」
邪神ちゃん「なにぃー!?せ、先生!どうすればいいですの!」
ゆりね(ざまぁないわね、邪神ちゃん)
邪神ちゃん「うるせぇー!だまれー!」
メデューサ「邪神ちゃんひどい…ほんとにゆりねさんを殺すなんて…」
邪神ちゃん「ゆりねは私の心のなかで生きてますの」
ゆりね(くくく…言葉通りね)
ミノス「ひでーなーそういや邪神ちゃんってこれで魔界に帰れるようになったのか?」
邪神ちゃん「そうですの!一番気になってましたの!」 ペルセポネ先生「それは無理ね悪魔の契約とは血と魂の契約、邪神ちゃんに取り込まれたゆりねちゃんはあなたと同一化してしまった……つまりあなたが死なない限りゆりねちゃんの魂は消えません」
邪神ちゃん「えぇー!」
ゆりね(卑怯な真似するからよ)
ペルちゃん「ゆりねちゃん、そこにいるの?」
邪神ちゃん「心配してくれてありがとうねペルちゃん」
邪神ちゃん「!?」
邪神ちゃん「なんですの!?いま自分の意思ではない力で口が勝手に動きましたの!」
ペルセポネ先生「どうやら順調に精神を乗っ取られ始めてるようね」 ぴの「ということがあったんですの」
ぺこら「あの花園ゆりねが死んだとは…にわかには信じられませんね」
ぽぽろん「あのじゃがいもがほんとに殺しちゃうとはねーでもそれで意識乗っ取られそうになってるとかウケる」
リエール「しかし聞いたことがない事案だな人間と悪魔の融合など」
ぺこら「悪魔合体とでもいうのでしょうか」
ぽぽろん「ゆりねちゃんも気の毒ねー蛇女の姿になっちゃうなんて」
ぴの「これからは私は邪神ちゃんさんに守って貰えばいいのでしょうか……」 ゆりね(ほらさっさと大学に行くわよ)
邪神ちゃん「いやだー!ゴスロリなんか着たくねーですの!服は弱いものが着るものですの!」
ゆりね(半裸で学校なんて行かせられないわさぁ行くわよ)
邪神ちゃん「あああああ!足が勝手に動きますのー!」
………………
邪神ちゃん「大学ってクソつまんねーですの」
ゆりね(まわりのひとにジロジロ見られちゃったわね)
邪神ちゃん「私が美少女すぎるせいですの普段のゆりねとは一味違いますの」
ゆりね(下半身蛇のゴスロリギャルがいたらみんな見るわよ) ゆりね (次はバイトよ)
邪神ちゃん「そういえばゆりねってどこで働いてますの?」
ゆりね(そういえばあんたには話したことなかったわねバレたくないから休むことにするわ)
邪神ちゃん「あーわりーんだーゆりねー無断欠勤とか」
ゆりね(あんたには連絡先も教えないわ)
邪神ちゃん「そんな信用されてないんかわたし」 邪神ちゃん「今日の夕食はカレーですの」
ゆりね (たのしみね)
邪神ちゃん「ぐつぐつ煮込んで~はっ!ついいつもの癖で2人前作ってしまいましたの」
ゆりね(からだはひとつだから1人分でいいのに)
邪神ちゃん「凡ミスですのーボンミスカレーですの」
ゆりね (……www)
邪神ちゃん「おっウケた」 メデューサ「あっ邪神ちゃん!その後どう?」
邪神ちゃん「どうもこうもねーですのずっと頭の中のゆりねと喋ってて頭おかしくなりそーですの」
ゆりね(あら、私は結構たのしいけど)
邪神ちゃん「体動かして疲れた気持ちになるのは私なんだぞ!」
メデューサ「じゃ、邪神ちゃん?いまゆりねさんと頭の中で話してたの?」
ゆりね(あららあんた、変人扱いじゃない)
邪神ちゃん「ぐぬぬ…私生活に問題が出ますの」
ミノス「邪神ちゃんはもとから変だから問題ねーだろ」 メデューサ「……(でもそんなことあるのかな悪魔と人間の合体なんて聞いたことない)」
メデューサ「邪神ちゃん、今月のお金いる?」
邪神ちゃん「おっありがとうですのATM~うおっ!私の左手が右手をつねってくるー!」
ミノス「あはは、邪神ちゃん頭の中のゆりねちゃんに止められてるじゃん」
ペルちゃん「これからは邪神ちゃんも常にゆりねちゃんに躾けられることになるからイキリアクマも卒業できるかもね」
邪神ちゃん「なにをー!」
メデューサ「………」 メデューサ「あの、先生」
ペルセポネ先生「あらメデューサひとりで来るなんて珍しいわね」
リエール様「むっお前の教え子の悪魔か」
ペルセポネ先生「ちょっとパトラちゃんのアニメ一時停止するわね」
リエール様「むぅ…」
メデューサ「実は気になってたんですけど、もしかして邪神ちゃんって……」 邪神ちゃん「さーて今日も行きたくもねー学校に行ってやりますの感謝しろよーゆりね」
邪神ちゃん「あんたの責任なんだからしっかり大卒資格とってもらうわよ」
邪神ちゃん「大学の勉強なんてわけわかんねーですの」
邪神ちゃん「単位落としたら殺すからね」
邪神ちゃん「いまのゆりねになんか殺されませんの」
邪神ちゃん「あらだったらいまから横断歩道に飛び出してトラックに轢かれちゃおうかしら」
邪神ちゃん「キ○ガイかてめー!」 ペルセポネ先生「邪神ちゃんは騙せてもあなたは騙せなかったわね」
メデューサ「じゃあやっぱりゆりねさんは……」
ペルセポネ先生「ええ、もう完全に死んでるわいま邪神ちゃんの頭の中にいるゆりねちゃんは邪神ちゃんが自ら生み出した人格よ」
メデューサ「やっぱり……バイト先とかには行かなかったからおかしいと思ったんです邪神ちゃんが知らないことはできないですもんね」
ペルセポネ先生「ゆりねちゃんの死体は茫然自失としながら邪神ちゃんが自分で肉片をかき集めて埋めたようよ庭にこんもりとした土があったから掘り起こしたら肉の塊があったもの」
メデューサ「邪神ちゃんに教えてあげなくちゃ……」
ペルセポネ先生「はたしてそれは正しいのかしらね」
メデューサ「…………」 邪神ちゃん「いやーつれーですのーこれじゃいつになっても魔界に帰れねーですのー何千年もゆりねと一緒とかありえねーですの」
邪神ちゃん「あらでもあんたも人間界気に入ってきてるんじゃないの?」
邪神ちゃん「まあこっちにしかない娯楽も多いからなー」
メデューサ「邪神ちゃん……」
邪神ちゃん「おっとつい頭の中のゆりねと話し込んじゃいましたの」
邪神ちゃん「メデューサとのデート邪魔してごめんなさいね私はしばらく出てこないことにするわ」
邪神ちゃん「すまんなー」
メデューサ「………」 X X X X年後
邪神ちゃん「ようやく現実と向き合えましたの……ゆりね、墓作るのおくれてごめんですの」花束パサっ
メデューサ「邪神ちゃん……」
邪神ちゃん「さっ帰るか魔界にひさびさに実家に顔でも見せに行きますの」
ゆりね(ばいばい、邪神ちゃん……)
邪神ちゃん「……!じゃあな、ゆりね」ニョロニョロ… 邪神ちゃん「という夢を見ましたの」
ゆりね「夢オチかーい」
完 ぽぽろんちゃんが邪神ちゃんのことを肉じゃがじゃなくてじゃがいも呼びしてるの見るに>>1はアニメ勢なのかな 原作だとダイナマイトでゆりね殺そうとした話あったよな
最終的にダイナマイト飲み込んで腹で爆発させて無傷で終わりだった あったなそういや
ゆりねに「それ、アンタも死ぬわよ」と言われて焦った結果飲み込んでたな
あれ飲み込まなかったら今回のSSみたいになってたかもな ちょっと厳しいこと言っていいか?
面白かったわ!!! ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています