新型コロナウイルス宿泊療養中の食事について、かつて「療養のためとは思えない」などの辛辣(しんらつ)なクレームが続出していた大阪府。

 補助額を倍増しメニューも幅広く選択できるようにするなどのさまざまな改善を進めた結果、今では利用者からも「おいしくてヘルシー」と好評だ。

府内の宿泊療養施設では運用開始当初、1食500円相当の弁当を提供し、朝食がパンとジュース、昼食は丼ものか焼きそば、夜は揚げ物中心の弁当が定番だった。《療養のための食事とは思えない》-。交流サイト(SNS)上では療養者らからこうした批判が続出し、府は昨年2月以降、補助額を1人1日2700円に倍増して食事内容を改めた。

現在は肉や揚げ物中心と魚と煮物中心の2種類から選択でき、ヨーグルトなどのデザートや夜食用のカップ麺もある。さらに、今年3月からは出前も利用可能になった。常駐する看護師が毎日、味や見た目をチェックするほか、療養者にアンケートも実施し、クレームがあれば施設側に改善を求めている。

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