安倍晋三元首相(67)が街頭演説中に銃撃されて死亡した事件を受け、政治家と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関わりが次々と明らかになっている。

 民族派団体「一水会」代表の木村三浩さん(65)は、「選挙に勝つための手助けになるとでも考えていたのではないか。保守政治家の足元を見られた一種の魔法だ」と厳しい目を向ける。

 安倍氏銃撃事件が起きた後、一水会のツイッターには保守勢力と旧統一教会の関係を非難するメッセージが投稿された。

 「本来、旧統一教会と保守政治家との癒着を最も強く糾弾すべきは、土着宗教系の組織や日本の保守運動を標榜(ひょうぼう)する勢力であったはずだ。だが彼らは、原理の教義を棚上げにし、反共という一致点で同教会を頼もしく思い、助っ人になると踏んだのだ。日本の保守派と旧統一教会の蜜月が、今回の事件の導火線にある」

https://mainichi.jp/articles/20220803/k00/00m/040/196000c