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2022/08/04(木) 11:17:58.473ID:19hRmw3Frhttps://www.moneypost.jp/934087
日本はもとより世界中に浸透し、多くの人々を魅了し続けているアニメ。キャラクター、ストーリー、声優の演技、グラフィックなど、さまざまな見どころがあるだけに、「何回見ても飽きない」と言う人もいるだろう。一方で、かつてはテレビアニメの視聴に熱心だったが、「もう1話20分程度のアニメ視聴に耐えられなくなった」と、徐々に“アニメ離れ”している人たちもいるようだ。いったいアニメ視聴にどんなハードルを感じているのか。その本音を聞いた。
■VTuberの2時間配信は見られるけど…
「最後にアニメを見たのは、たぶんもう半年以上前だと思います。1話20分くらいなのにじっと視聴できないというか、見る行為そのものが疲れてきて……」
そう話すのは、メーカーに勤務する20代男性・Aさんだ。アニメ1話の約20分を苦痛に感じてしまうのに、VTuber(ヴァーチャル・ユーチューバー)の1〜2時間の配信は無理なく見ることができるという。
「VTuberはトークやコメントへの反応が面白いから、見ていて飽きないんです。アニメキャラクターとは違い、リスナーとのやりとりで双方向性が高いし、時間を“共有”している感じがいいんですかね」(Aさん)
とはいえ、アニメにはキャラクターだけではなく「物語(ストーリー)」がある。その点はVTuberにはない魅力のように思われるが、Aさんいわく、キャラや“中の人”の物語に惹かれるのだという。
「アニメの物語は、ネットで調べたらどこかに書いてあるから、それで十分(笑)。最近のVTuberは、キャラクターを演じながらも、“中の人”の人生が垣間見えるのが、生々しくて良いんですよね。ブラック企業での体験を明るく語る人もいれば、自身の陰キャエピソード、大学中退経験をさらりと口にする人もいる。
最近のお気に入りは“お嬢様系VTuber”。一般家庭育ちの彼女が、本物のお嬢様を目指すというキャラ設定ですが、その物語の行方が気になります。いつもポジティブな配信を見ると、元気がもらえるというのもあります」(Aさん)
■一画面の動画に集中するのがつらくなってきた
教育系企業勤務の30代男性・Bさんは、かつて「深夜アニメ」を追いかけていたが、最近、アニメを取り巻く環境の変化を感じるようになった。動画系のサブスクが普及したことで放送時間もあまり関係なくなり、かつアニメの“競合”が多すぎるというのだ。
「かつては3か月1クールのアニメ放送に対し、『今期の覇権アニメは○○』『今期は豊作』みたいな議論が盛んでしたけど、最近では死語に近い気がします。サブスクの普及で、時期も時間も関係ないですからね。『深夜アニメ』も、死語になってくるのではないでしょうか。
ただ、手軽に見られるようになった分、“処理”する感覚になっています。たとえ20分のアニメを見る時でも、そこに集中するのではなく、ほかに何かをしながら見ることが増えました。例えばお風呂に入りながらとか、仕事や料理をしながら横でつけておくとか……。それならラジオと同じですが、視界の端っこに、映像が入っていればいいかな、という感じです。
倍速で見ていたこともありますが、もうそれすらしなくなりました。倍速で見るとなると、より動画に集中しなくてはならない。一画面に釘付けになっていられません。今はアニメの視聴時間を減らしたことで空いた時間を、スマホで漫画を読む時間にシフトチェンジ中。アニメはもちろん好きですが、やはり自分のペースで読める漫画はいいなと思っているところです」(Bさん)
■第1話から見ないといけないという“縛り”
メーカーに勤務する20代男性・Cさんは、第1話の視聴が欠かせないアニメ視聴はハードルが高くなったという。
「どちらかというと、つい最近まで放送中のアニメは結構見ているほうでした。でも、1話の20分で面白さを感じられないと、2話目、3話目の20分が辛くて、結局、離脱してしまうものが割と多いんですよね。『これは絶対に面白い!』と思えないと、その20分ですら無駄だと思っちゃうというか。他に見たいものもたくさんあるし、みたいな。
僕はとりあえず1話だけは見る主義だったのですが、そういった経験を何度かしていくと、もう1話を見ること自体をやめてしまい、『全部放送が終わって、面白そうなら、サブスクでまとめて見ようかな』と後回しにするようになりました。でもそうすると、今度はSNSでトレンドに入って、友人から『こないだの○○が面白かった』と言われても、その段階ではついていけない。結局、1話から順番に見ないといけないのが面倒になってしまって……。
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