KDDIが起こした大規模通信障害では、利用者への補償が焦点の一つとなっている。同社を含む携帯各社の約款は、
通信が全くできないといった状況が「24時間以上」続いた場合に賠償すると規定しているが、その内容は30年前から変わっていない。
社会基盤として携帯電話の重要性が増すなど時代が大きく変化する中、補償の在り方が問われている。

今回の通信障害では、発生から復旧宣言まで86時間を要したが、全く使えないのと同程度の状態が24時間続いたかがポイントになる。
KDDIは補償を「検討する」としているが、今回の障害については「利用しづらい状況」と説明しており、
約款に基づく補償の適用は難しいとの見方がある。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2022071200744&g=eco