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リアル山荘ゲーム
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2022/06/18(土) 15:17:13.226ID:+qQ0Iyqf0
ルール
・山奥の山荘に最低8人、最高10人で泊まる
・持ち物を持ってきてはいけない
・1日1回ゲームマスターが定位置に物資を置きに来る。
・物資を回収に行けるのは1人だけ
・物資の中身は開けるまで分からない
・物資の中身を横領しても良い
・ゲーム時間は2週間
・深夜0時を過ぎた時点で山荘の明かりは全て消える
・ゲーム中は人を殺してもいい
・ゲーム終了後、山荘内で起きた出来事は他言しない
・3日に1度追放タイムを設けられる
・追放タイムでは1番邪魔だと思った人に投票し、得票数が1番多かった人を山荘から追放出来る
・尚、追放タイムは強制では無い
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2022/06/18(土) 15:18:58.179ID:4K01rkhw0
浅間山荘?
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2022/06/18(土) 15:22:09.264ID:LkTUHC03a
ゲームの目的というか達成条件は?
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2022/06/18(土) 15:22:42.168ID:+qQ0Iyqf0
東京の大学に通う高橋はサークルの仲間10人で古びた山荘に遊びに行く計画を立てた。

高橋「俺らで長野の山の方に遊びに行こうぜ!」

寺井「いいね、高橋と俺と宮島先輩と古川先輩と中澤先輩と折井と花ちゃんと幸樹と黒澤とトーマスかな?」

花「えー私山荘とか怖いーw」

宮島「後輩の誘いなら断れないなあw」

トーマス「タノシイナツヤスミニナリソダネ」

彼等は夏休みに向けて少しずつ話合いを進めた。
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2022/06/18(土) 15:27:25.537ID:jULwBfhma
SSだった
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2022/06/18(土) 15:31:54.330ID:+qQ0Iyqf0
話し合いの中で決まった事は3つ
1つ 長野にある古川の親が所有者の山荘に泊まる事
2つ 免許を持っている黒澤と折井の車に5人ずつ乗る事
3つ 過ごす期間は2週間

あまり、プランを立てては楽しめないという高橋の案でほぼノープランの旅行と言う事になった。

持ち物に関しては、各々好きな物を持ってくれば良いと言う事になった。

高橋「旅行楽しみだな」

寺井「うん、ホテルじゃなくて山荘って言うのが良いよね」

高橋「山荘って雰囲気あるよな!だから人狼ゲームとかやりたいよなあ!」

寺井「お、良いね皆にも伝えて置こうぜ!」

一人一人が旅行の日に向けて準備を進めていた。
黒澤「俺、ペーパーなんだよな...」

花「メイクと...香水と...ヘアアイロン!」

宮島「携帯とゴムがあれば良いかな...」

折井「運転苦手なんだよなあ...山道とか無理だよ...」

最高の夏になると誰もがこの時は思っていた。
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2022/06/18(土) 15:35:29.914ID:+qQ0Iyqf0
そしてひと月が経ち、旅行前日になった。

折井「お前ら、荷物は用意してあるか?」

黒澤「毎日練習して来たよ」

高橋「うん!マジ最高の夏になるわこれw」

この時は誰もが浮かれていた。
特に高橋の浮かれっぷりにはトーマスもドン引きするレベルだったのである。

トーマス「タカハシ...」

山荘で2週間過ごすだけ...皆そう思っていた。
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2022/06/18(土) 15:42:14.063ID:+qQ0Iyqf0
旅行当日になった。
黒澤車に高橋・宮島・古川・中澤
折井車に寺井・花・トーマス・幸樹
が乗る事になった。

そして2つの車は同時に出発した。

黒澤車ではカラオケが
折井車では大富豪が
それぞれ行われており、楽しい旅行になっていたのだ。
高橋「やっぱりノープランが1番楽しいわ!」

その言葉を聞いた黒澤車のメンバーは誰もが頷いていた。

ノープランのデメリットを知るのはこの後の出来事だった。

さて、長野に車が入り同車が入り、いよいよ山道に入った。
予想はしていたが凸凹が酷く、大富豪がなんて出来ない状況だった。

しょうがないので到着予定時刻は遅れるが、速度を大幅に下げて山を登ることにした。
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2022/06/18(土) 15:46:12.833ID:pKr4ZXJy0
山とか登ったことなさそうな人が考えるゲーム
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2022/06/18(土) 15:51:06.414ID:+qQ0Iyqf0
だが、この時速度を下げたのは黒澤車だけであり、折井車はかなり無理して普通の速度で山を登り続けた。

折井「やべえなあ...これ、下山する時もっと地獄だわ...」

そんな事を言っていた矢先、事件が起こる。

細い山道を登っていた黒澤車が脱輪し下に落ちていったのである。

幸樹「おい...やばくね...」

花「え...嘘...」

その勢いは凄まじくけたたましい音を立てて、車は下に落下した。
それに気づいた折井は、すぐさま車をバックさせて戻ろうした。

だが、それが失敗だった。
勢いよくバックした折井の車はすぐ後ろにあった大きな岩にぶつかり、そして跳ねて、横転してしまったのである。

横転してすぐさま5人は車を出た。
折井「ああ...まだ全然使ってないのに...」

花「てかなんでバックしたのよ!」

折井「しょうがねえだろ!黒澤達が落ちたんだぞ!」

花「だからって無理にバックする必要ないでしょ!」

折井「あのな、お前な!」

幸樹「いいから落ち着いて!今は争ってる場合じゃないでしょ!まだ暗くなるまで時間があるから、黒澤たちを助けに行って、一緒に山を登れば夜には着くはずさ。」

折井「...そうだな」

花「そうね...」

サークルの中で唯一18歳の幸樹だけが冷静だったのを見て、折井と花も冷静になった。
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