ウクライナのボクシングとキックボクシングの王者として活躍していた選手2人が、ロシア軍との戦闘で死亡したことが分かった。

ボクシングのライト級で過去に2回全国チャンピオンとなったオレフ・プルドキー氏は、22日の戦闘で死亡した。現地のボクシング連盟が23日、インスタグラム上で発表した。

連盟は、同氏が「次世代に模範を示した」として、数々の功績とたゆみない努力を称賛した。

一方、ウクライナの青年スポーツ省は24日、同国のキックボクシング王者で、タイ式ボクシング「ムエタイ」の世界王者でもあったオレクシー・ヤニン氏が、4月に南東部マリウポリで戦死したことを明らかにした。

ヤニン氏は同市を拠点とする元民兵組織の内務省軍「アゾフ連隊」の一員として、ロシア軍への抗戦に参加していたという。

プルドキー氏には妻と2人の幼い娘、ヤニン氏には妻と息子がいた。

https://www.cnn.co.jp/world/35187954.html