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2022/05/19(木) 12:20:52.844ID:PZjojlLkd過去10年間、スマートフォンの普及から動画ストリーミングといった新しいメディアが台頭し、学校ではノートPCやタブレットを使用する授業が行われるなど、子どもが画面を眺める環境も大きく変化してきた。いまの子どもたちの親世代が子どもの頃にも、テレビやテレビゲーム、ビデオデッキなどはあったものの、いまの子どもたちほど用途が多様ではなかった。従って、いまや画面を眺めることがすべて悪いと一方的に決めつけることは難しくなっている。
研究者らは、そのなかでゲームと知能の発達に注目し、それが子どもたちの成長に伴ってどのように影響するかに注目した。特に知能という、遺伝性が高く抽象的な指標を評価するため、まず子どもたちの社会経済的な背景と知能に関する遺伝子の存在を考慮したという。
その遺伝子とは「読解力と語彙力に関するもの」が2つ、「注意力と実行能力(ワーキングメモリー、柔軟な発想、自制心など)に関するもの」が1つ、「複数回の試行による学習能力に関するもの」が1つだ。
約5,000人の子どもたちは、研究の最初と最後、つまり9 - 10歳のときと10 - 12歳のときにそれぞれ認知能力に関するテストを受けた。研究開始時点では、まだ子どもたちに、1日のゲームプレイ時間と知能のあいだに深い関連性を認めることはできなかったが、テレビや動画視聴時間、オンラインでの人との関わりが長いと、知能レベルが若干低いことがわかった。
そして2年後に行った認知能力のテストの結果では、なんとテレビゲームを多くプレイしていた子どもは男女関係なく、プレイしていない子どもに比べて知能レベルが高いという結果が現れた。たとえばゲームプレイに費やした時間が上位17%の子どもは、平均的なプレイ時間の子どもに比べIQが約2.5ポイント高くなったとのことだ。
https://www.phileweb.com/news/hobby/202205/17/5473.html