妹「あの約束覚えてる?」兄「>>4だろ?」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
コンコンッ
妹「入るよ」
ガチャッ
兄「どうしたんだこんな時間に」
妹「ねぇ兄貴、あの約束覚えてる……?」
兄「……ああ、>>4だろ?」 兄「誰だろ……?」
妹「…………」
兄「来てもらって悪いんだけどごめん、思い出せなくて……」
兄「こんな時間に家にいるってことは妹……かな?」
妹「あ、うん、そうだよ」
そう、私のお兄ちゃんは記憶が欠落してしまう病を抱えているのだ
約束どころか私自身の事さえ忘れてしまうのもいつもの事だ
妹「ご、ごめんね……何でもないから!部屋に戻るね」
兄「>>16」 兄「俺誰?」
妹「えっ」
お兄ちゃんの病状は深刻なものだったが
自分の事さえ忘れてしまうのは初めてだ
このままでは話すことさえも叶わなくなる……
そんな不安が過ぎった私は先生に相談しに行く事にした
~翌日・病院~
医者「なるほど、ご自身のことさえも……」
妹「な、なんとか治すことは……せめて病気の進行を遅くすることは出来ませんか!?」ポロポロ
医者「……>>23ですね」 医者「ふあぁ……眠いですね」
妹「ち、ちょっと!先生!? 私は真面目に……」
医者「す、すみません……寝不足なもので」
妹「あ、改めて……兄の病気に何か出来ることはないんですか!?」
医者「>>33ですね」 医者「私も記憶喪失みたいですね……」
妹「えっ」
医者「あなたの事が思い出せないんです」
医者「文脈から察するに患者さんのご家族だとは思うのですが……」
何かがおかしい、こんなにも身近な人が記憶喪失になるなんて……
私は絶望しながら家に帰った
~家~
妹「これからどうすれば……」
兄「…………」
妹「あっ、お兄ちゃん……」
妹「これから晩御飯の準備をするね」
兄「>>40」 兄「ありがとうお母さん」
妹「……うん」
母は既に亡くなっているが、訂正した所で何になると言うのだ
今の私に出来るのはただ混濁した兄の記憶を受け入れ
力のない笑顔を向ける事だけだ
~夕食後~
兄「ごちそうさまでした」
妹「お粗末様でした。ご飯どうだった?」
兄「>>47」 兄「オロロロロロロロロ」
妹「……そっか、口に合わなかったか」
妹「当然だよね。お兄ちゃんの料理に毒を混ぜたんだから」
兄「はぁっ、はぁっ……」
妹「ごめんね、もう限界なんだ。お兄ちゃんを支えられないよもう」
妹「弱い妹でごめんなさい、私も後を追って逝くから、ちょっと待っててね……」ポロポロ
兄「>>54」 この安価じゃしょうがない
>>1はよく頑張ったと思う 兄「なんで口の中がすっぱいんだ?」
妹「吐いたからか、それとも毒がそういうものなのか……」
妹「でも、そんな事もうどうだっていいよ」
兄「うぐっ」バタッ
妹「……効果が出たみたい。せめて運んであげるね」
~兄の部屋~
妹「ベッドに寝かして……と」
妹「……ん?なんだろこの手紙。お兄ちゃんの字みたいだけど」
手紙の内容 >>68 妹の病気は周りの人を記憶喪失にするというものだった
この事を忘れないように手紙に残す ドッキリ大成功‼︎
それは俺を模した人形でした!! >>1が有能なのに安価取るやつがゴミすぎる
勿体ない
安価下 クソ安価うぜ
どうせ現実では浮いてんだからネットでくらい協調性持たせろよ〜 手紙:高田健志って偉いよなぁ!?
妹「…………」
何を期待していたのだろうか
お兄ちゃんは自分が死ぬなんて分からなかったはず
だから、私のために遺すものなどあるはず無いのに
しかし、わざわざ手紙を書くということは
お兄ちゃんにとってこの高田さんとやらは相当偉い人に違いない
私はこの手紙を花の代わりに亡き兄に手向けた
~リビング~
妹「……さて、私も逝くね」
パクッ
妹「……オロロロロロ」
妹(ああ、視界が霞む……お兄ちゃんもこんなに苦しかったんだ)
兄「…………」
妹「!?」
妹(こ、これは幻覚!? それとも走馬灯……!?)
兄「>>95」 下もゴミじゃん
あんまり変な安価続いたら最安価でもいいんだからな >>106
そんなこと言ってももう>>1は書き始めてるから ごちゃごちゃうるせぇな安価は絶対だろ文句あんなら死ぬ気で安価取れよ やっぱVIPってガキ増えたよな
実年齢じゃなくて精神的な奴 >>1が可哀想すぎる
たまにはハッピーエンドで〆させてやれよ ナンセンスより今までの全部幻覚だよのほうがゴミだろガキが
BLOODCやらワンピのニカで喜んでそう ガチで新参増えたな
安価も取れない煽るしかできない >>1さんもう〆たらいいよ
今のVIPでは疲れるだけだから
ほんと空気読めないガキが増えたな 兄「びっくりするほどユートピア」
そう言うとお兄ちゃんは自らの尻を叩き出した
妹「最後に見る幻覚がこんな姿なん……!?」
すると私の体が透け始めた
お兄ちゃんの目には涙が溜まっていた
兄「俺が、成仏させてやるから……」ポロポロ
それを見て全てを思い出した
私はお母さんと一緒に買物の帰り道に事故で……
しかしその早すぎる死のせいで成仏出来ずにいたのだ
そして、霊であることから目を逸らし大好きなお兄ちゃんのそばに居たのだ
しかし成長するにつれて私の事を忘れると不安になり、それを病気扱いして
覚えているうちにお兄ちゃんもこちらの世界へ誘おうと……
妹「……そっか、全て分かってたんだね」
兄「約束、覚えてるよ」
妹「え……?」
兄「『どんな苦しみからも妹を助ける』」
妹「!!」
兄「生前は叶わなかったけど……」
妹「……うぅん、いいの」
兄「妹の事は一生忘れない。今までもこれからも」
兄「ずっと俺の心に生き続けてるから……」
兄「……だから、安心して逝ってくれ」
妹「うん」ニコ
サアアァァッ
妹「あり、がとう……」 >>123
新参増えるのは良いことだけど、面白くない奴が増えることが問題なんだよ。正直言ってこのスレのスナイパーはセンスない おつおつ
よくクソ安価捌いたな
次は安価じゃない普通のSS書いてくれ>>1なら面白いの書ける 医者「お名前は?」
兄「兄です」
医者「昨日の夕ご飯は?」
兄「カレーです」
医者「ふふっ、ご自身の事さえも分からなくなった時はどうなるかと思いましたが……」
医者「若年性アルツハイマーの進行も遅くなっているみたいですね」
医者「何かあったんですか?」
兄「……絶対に忘れちゃいけない事を思い出したんです」
医者「ふふふっ、それではこれからも力を合わせて頑張っていきましょうか」
兄「……はいっ!」
完 安価捌きといい締め方といいかなりSS慣れしてるだろ
これからもSS好きのためによろしく頼んだぞ >>1乙
クソ安価にめげずよく頑張った
お前は誇っていい ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています