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俺の書いた怪獣みてくれよ@「バサカロン」
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2022/05/07(土) 14:31:14.072ID:/40kx2Kl0
ここは至って普通の中世ファンタジーの世界。

バサカロン「(電子音)」カコカコカコ…

ガシャン、ズバシッ…
ガシャン!ズバシッ

バンゲート「止まれ、きさ─ぐわっ!」ズバッ

ソルージャA 「待っ─ぎゃあ!」ドズン!

ソルージャB「ひっ…!」メキメキメキ…メシッ

ロイヤルガ「うお〜っ!」チュドォオオン

ガシャン!ズバシッガシャン…

バサカロン「………」カコカコカコ…

堅物な防御扉「……………」ズォオオオン

堅物な防御扉「」ギロッ

バサカロン「………」グワッ

バサカロンの右腕武装はデッドエンド・アビスクラッシャー。
7000万シャワもの馬力を誇るクローハンドは自らの胴体ほどもあるマガラグナ隕鉄を容易く掴み、粉砕する。
人間の武器に対する防御扉など紙も同然。

ガシィッメリメリメリ…バキッ

堅物な防御扉「ギャァアアアア〜ッ!」メリメリメリ…

ズドォオオンン!

バサカロン「」ガシャン!

ヒョォオオオオ…

キングロー「」ヌワッ
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2022/05/07(土) 14:31:43.063ID:QNtuzDoL0
まあ「書いた」だな…
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2022/05/07(土) 14:31:51.471ID:/40kx2Kl0
キングロー「おぉ〜…この王の間に、何用じゃ?来訪者よ…いや、」

キングロー「勇 者 あ あ あ あ よ!!!」

バサカロン「……」プシー…

キングロー「よもや、よもやだ。勇者たる貴公がこのような暴挙、気でも違ったというか」

キングロー「であれば致し方なし。秩序の王、キングローの剣をもって狂いし勇者殿に許しと暇を与えよう」

バサカロン「……」(電子音)

キングロー「…フッ、怒りと驚きで声も出ぬか。返事ぐらいせぬか勇─」クルッ

キングロー「えっ誰?」

バサカロン「」ズワッ

バシュ─…ン

キングロー「誰?」

バサカロン「」ゴオ──ッ

キングロー「いや誰?」ガギィイイイン!

フレーメア・バーニアによる長距離跳躍。エンシェントチェイルブレードの振り下ろしをキングローの大剣が受け止める。
レフトハンド・パワー・グロステップに取り付けられたエンシェラスタ鋼の巨大なブレードは一振りでダイナマイト1万発分の威力を誇る。
いかにゲーム中トップクラスのステータスを持つキングローといえども自分の身を守るのが精一杯だった。
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2022/05/07(土) 14:32:17.286ID:/40kx2Kl0
バサカロン「」(電子音)グググググググ…

キングロー「いや誰?こいつ怖っ。力強っ」メリメリメリ…

バサカロン「」カコカコカコ…

キングロー「なんで何も喋らないの?」

キングロー「もしかしてワシの政敵クライムオー討伐に騙して出発させた勇者ああああか?だとしたら人間やめすぎじゃろ」グ…グ… 

バサカロン「」ガシィッシュバッ

キングロー「おっ…」

王の油断。力の拮抗、一瞬の隙をついて破砕クローが剣の切っ先を掴む。
ブレードを除けたバサカロンの胸部に妖しき紫の粒が集まる。

バサカロン「」ギュ─…ン

シュパァ……ッ

キングロー「──かっ」ゴボッ

胸部三連主砲ギガロンボレー。
胸部中央のインビジブル・ディメンジョンコアから、粒子化した劣化ギガントプロトンを秒間7万2000発、撃ち出す。その威力はボレー級の隕石18発分に匹敵する。
ごくありふれた中世ファンタジーを舞台とするこのゲームのキャラクターでは当然、防げるハズもない。
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2022/05/07(土) 14:33:01.266ID:/40kx2Kl0
キングロー「お、王のレガリア…キング・ロゥ・ズォードごとワシの体に風穴をあけるとは…ブハッ!」ゴバッ

キングロー(いやていうかコイツ誰?出る作品間違えてるよ絶対)

キングロー「」ベシャァアアア

バサカロン「………」キョロ

ヴィイイ─…ン

バサカロンは周囲を超高性能センサー、グラッピング・ネイルブラアシッドを用いて部屋中を探索する。どうやらもうこの世界には何のイベントも起こらないようだ。

ヴィイイイ─…ヴ─…ン

バサカロン「……」(電子音)

バサカロンは爆裂レイザーの発射準備を始める。通常発射までにゼロコンマ1秒もかからないが、世界丸ごと焼き払う規模のものには17秒ほどのラグがある。

バサカロン「」ピィ──ッ

チュドドドドォオオン!

右胸部装甲の隙間から放つ電脳爆裂レイザー。
発射口から360度あらゆる方向へ折れ曲がるレーザービームは無差別な大量破壊に適している。

バサカロン「」ピィ──ッ

ズドドドドォン!

バサカロン「」ピィ─ッピィイッピイ──ッ

ズドォ─オン!ボゴォオン!
バグォオオオン!ボゴォアア──…ッ
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2022/05/07(土) 14:33:29.284ID:/40kx2Kl0
バサカロン「………」カコカコカコ…

闇に燃え盛る炎、虚しく乾くスクロール点滅の音。
電子媒体に記録するのは何度目かわからない景色といえど、機械の悪魔に喜びも怒りも嘆きもない。
当たり前に壊し、ただ当然に燃やす。
昔からの行いに、疑問も抵抗もない。
破壊と殺戮だけが彼の本質であり、彼にそれ以外は何もなかった。

─パルォオオオ…

バサカロン「……?」

ふと眩しさを感じ、見上げる。
幾度も星の数ほど世界を破壊してきたが、こんなことは初めてだ。
眩しさの先には、どこにでもあるような、ありふれた平和な風景が、ただぽっかりと浮かんでいた。

バサカロン「………」ズイ

シャボン玉のように浮かぶ町並み。バサカロンは景色に向かって何となくクローハンドを伸ばす。
すると、

ギュワッ

バサカロン「……!」

バサカロンの質量1700万トンの機体が浮き上がった。
違う、引っ張られている。風呂やプールの栓を抜くとお湯や水が抜けるように、シャボン玉の町へと向かってバサカロンの機体が吸い込まれる。

バサカロン「……」ゴォ──ッ

バスケットボールほどに小さく見えた景色は近付くにつれ現実的な実感を帯び、飛び込むように侵入を果たすと、そこは一つの世界だった。

バサカロン(………)

町並みを見下ろしふわりと降り立つバサカロン。
静かで平和で穏やかな、このぼんやりと眩しい景色のなかで、彼は──
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2022/05/07(土) 14:33:51.991ID:/40kx2Kl0
バサカロン「」ピィ──ッ

ズドドドドォン!

バサカロン「」ピィ──イッピイ─ッピィイイ───

ズドォン!ボゴォオン!バゴォオン!
ボゴォアア──…

とりあえず破壊を開始した。
見つけたので壊す。壊せるから燃やす。
完成した当初からの行いに、躊躇も選択もない。
破壊と殺戮こそが彼の本質であり、それ以外はやはり何もなかった。
0009◆MVS19SfNUQ
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2022/05/07(土) 14:43:14.789ID:/40kx2Kl0
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くぁwせdrftgyふじこlp
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