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2022/05/02(月) 18:58:46.556ID:86r7fUyX0ロシア西部の飛び地で、バルト海に面する軍港を持つカリーニングラードだったが、飛び地とはいえ、
ロシア領土に核ミサイルを落とすことは、全面的な核戦争に発展する恐れがあるとして却下。
バルト3国に侵攻したロシア軍に対する攻撃も検討されたが、同盟国の市民への被害を考慮し不適当とされた。
結局、最終的に選ばれたのはロシアに隣接する同盟国ベラルーシだった。
この机上演習では、同国はバルト3国侵攻には何の関係もなかったが、
ロシアの同盟国と言うだけで、核攻撃の対象となることが決まった。
▽低出力の核使用の是非
同様の机上演習は、共和党のトランプ政権時にも、ロシアが欧州の米軍施設に戦術核攻撃を行ったとの想定で国防総省が行い、
核兵器を運用する戦略軍は、核による限定的報復を行うことを決定。攻撃手段として、
当時配備が決まった低出力仕様の潜水艦発射弾道ミサイル、トライデントを使うことも決まった。
これについてカプラン氏は、米国の原子力潜水艦からロシアに向けミサイルが発射された段階で、それが低出力の戦術核か、
破壊力のはるかに大きい戦略核か判定できず、ロシアが大陸間弾道弾で報復する可能性があることや、
そうした低出力のミサイル配備は逆に、核使用の閾値を下げ世界の安全保障体制を脆弱にするとして、
専門家の間で慎重論が強いことを指摘している。
議論を通じて見えてくるのは、米国がロシアの「エスカレーション抑止」概念に強い懸念を示し、対策を検討していたこと
、一部とは言え「核の傘」の前提条件に反して核兵器による報復を行わない選択肢があったこと、
そして大国間の核の応酬を避けるために、報復の対象として一方の同盟国が、核攻撃の目標となり得ることだった。
またこうした軍事想定は、米政権内で極秘裏に行われ、ジャーナリストの調査報道がなければ、
われわれ日本人はあずかり知らないままだったろう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b5ce72ad282ad380c9f2c292675921b967b85e6?page=3