「福岡大名ガーデンシティ」は、国際的な都市間競争への本格参入を目指して打ち出した市の再開発促進事業「天神ビッグバン」の旗艦施設だ。

地上25階、地下1階のビルの高層部には高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン」が入る。G7首脳会議をはじめ、国際会議やイベントの誘致を積極的に進める福岡市のアキレス腱は、各国要人らの受け入れ可能なハイグレード宿泊施設が不足していることだ。今回のホテル誘致によってこの解消に加え、名古屋市や広島市と競うサミット誘致でも追い風となることが期待される。

ホテル運営マリオット・インターナショナルの日本・グアム担当エリアヴァイスプレジデント、カール・ハドソン氏は「福岡は(日本国内では)東京に次ぐ都市。アジアのリーダー都市になれると期待している」と語った。