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(’-’*川スコシミョウナガンバリヲシテツカレチャッタ🌋モットモユウリョクナジュンビトハ❓ショウセツカイテミタオ🐰マタ🍹♪
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0001jc!ダオ
垢版 |
2022/04/20(水) 21:22:28.913ID:Oyz4noR00
美しくキラキラと花の蜜を求めるように漂う黄金色や青色、桃色に輝く、人の意識から逃れるのには十分な非常に細かい不思議な光る粉に男はいつの間にかに全身を包まれていました。辺りはまるであえなく命を一度終えて白色矮星となったかつての恒星が、神さまのお導きのままに恐る恐る躊躇しながら冥界を辿り、そっと静かに闇夜の中に再び蘇ろうとするかのようなそんな一面赤紫に濁って澱む、なにか奇妙に霊力に満ち満ちた深い溶け入るような時空の狭間でした。
男は、ただひとりの女を探しているかのようでした。淡く落ちて、或いは昇ってかその引き合う重力の中にもすでに男にとってはそれら全てがすっかり古びれてかすれてしまった絵本の一枚の挿絵ほどにももうなんらの感興を起さないような、まるでついつい足を踏み外して陥った気の狂ったように輝く満天の星空を映す見知らぬ畔、そこに揺蕩う赤黒い泥水の中の小さな穢れた闇をでも見るかのような、あるいは笑うしかないような偶然の、滑稽でなんの価値もないかつてのちっぽけな消えない記憶を無遠慮に今ここでズバリとすっかりとどめをさそうと忘却の糸口でも探るかのような、したがって本当に忌々しい罪人に致命的な呪いの証拠を突き付けて即座にその場に跪けようとでもするかのようなそんな鋭く光る深い青い目をしていました。
「ララア・スン…!」
自然、男は自分を誘いながら追い抜いてかあるいは逆についに自分がいつの間にか追い抜いてしまったかのように、今や遥か彼方の風の先に踊って実に自由に重力の波に揺ぐ一羽の羽ばたく美しい白鳥をなぜか今さらに内心驚きながら、再び味わう子供時代の遊戯のなかのためらいのないその心の底からの本当の高揚の中にだんだんとはっきり見出すのでした。その時男の眉根は一種険しく醜く歪んで、もう既に非常に深い皺を刻みながらその息づかいと声をいよいよ危険に震わすようでした。そして妙なことに白鳥は次第に正気を取り戻すようにしてやはり、どうやらひとりの女性の姿をなんとなくゆっくり取り戻すのです。
「シャアとボクを、一緒くたに自分のものにできると思うな…!」
叫ぶ男の拳はただ空しく握られ震えました。
「意識が永遠に生き続けたら拷問よ。私はあなたたちを見ていたいだけ…」
美しい声でした。そして男は自覚しながらも実に、ひどく不思議でぽっつり消えていたような恐ろしい非常に生き生きと血の通う夢の中の砂漠のような単純な幼い心がまたそこで湧きあがるのでした。
「シャアは否定しろ!」

おわり
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