0001以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2022/04/20(水) 19:06:56.100ID:PIh3ltifM『ソフィーの世界』を入門書のように読み進めた覚えがあります」
「いつも笑顔で元気な優等生」のイメージで広く愛された高校時代の広末さん。人知れず抱えていた悩みに、哲学はどう効いたのか。
「哲学者たちの言葉に触れると、自分の中にある疑問やうまく言語化できない思いに対して“答え”をくれるような、ちょっとホッとできる感覚をもらうことができました。
朝早くの自習室で勉強に疲れたときなどに、お芝居の台本や物語のように感情が入ってしまうものではなく、『冷静に読める文章』として哲学書を読むようになりました。
高校でも大学でも、バッグには必ず、台本や資料と一緒に哲学書が1冊入っていました」
とはいえ、哲学書は難解な言葉が並び、読み進めるのはやはり大変だ。広末さん自身も、高1秋に受けたインタビューで、「読書は仕事を始めるまで全然していなかった。文字を見るだけで眠くなっちゃって、読書感想文の宿題も、前書きと後書きだけ読んで書いていた」と告白している。
「そうでしたね(笑)。私は高校時代から、線を引きながら本を読むようになりました。試験勉強でもそうやっていました。完璧に理解できなくても、好きだと思った言葉、カッコいいと感じた文章に蛍光ペンを引くだけでもいいんです。
そうすると、自分の中にその箇所が残っていく気がするし、将来、改めて本を開いたときに『こういう言葉が自分にヒットしていたんだ』と振り返ることもできます。
中高生時代は、きっと色んな本を読み始める年齢だと思います。私もでした。哲学は、足を踏み入れやすいジャンルかというと、たしかに違うかも。それでも、ちょっと手に取ってみませんか? もしかしたら、新しい世界が広がるかもしれません」
計60編の文章の冒頭では、デカルト、カント、ニーチェ、サルトルら「哲学者」「尊敬する女性」「文学者」の名言60句を紹介した。高校時代からの25年間に出会った“言葉たち”の中でも、特に思い入れがあるものを選んだという。
https://i.imgur.com/UrAFvtC.jpg
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20220414-OYT1T50141/