死んだらどうなるの?
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グリム兄弟の集めたドイツの民間伝承を本にしたのがドイツ伝説集
上下巻で出てるが上巻は歴史的伝説が殆ど
その中に西ヨーロッパのフランク王国のカール王3世の話が載っている
カール王3世は肥満体で肥満王と呼ばれたが、ある病気を持っていた
癲癇(てんかん)とされるが霊媒の素養があったようで、ある日昼寝の最中に
語りかける謎の霊に体から魂を引き出され、二人で霊界探訪をしてきた話がある
カール王は霊と空を飛び、霊界の大きな谷に降りていく
そこで陽の当たる側と陽の当たらない暗い側を見ることになるが、
谷の暗い日陰側には死んだ父や家臣たちが悪魔たちに煮える泉に漬けられ、
毒蛇や毒竜と一緒の瓶に押し込められて全身を咬まれる姿を目撃する
そして友人の声が遠くから聴こえ、谷の上から見ると流れる溶岩の河に友人が
燃えながら流されていくのを見てどうしてこんな事になったのか声をかけてみると
死んだ友人は生前の彼らが戦争を始めた者であることや、戦争をけしかけた者で
すべてその罪で責め苦に遇っているのだと知らされる
それを聞いてゾッとしてるカール王を案内する霊は谷の上の綺麗な場所に移動させ
大きな平たい岩の上でチェスを愉しむ叔父に再会する
叔父はこれからの生き方や後継者について指導をし、因果を含めて彼に別れを告げる
案内する霊はそこでカール王と城に戻り、彼を肉体に戻す
我に返ったカール王はその時から別人のようになり、叔父の話通りに事を進めて
それが終わると亡くなったという 私は霊能はないが、なんとなくの霊感はある
死後の世界は途方もなく広く大きな才能と可能性に満ちた世界だろうと思う
それは決して肉体ある現世に必要ではない
寧ろ不便だからこそ、生きにくいからこそこの世に揉まれる意味がある
傷つく者の痛みを知ることや、愛の本来の意味を知ることとそれらを実践すること
そういったものを知るだけで生きることの大きな成果だと思う 死んだらどうなるかより、今生きる中に愛の実践をすること
当然愛とはただ恋愛に溺れるものとは違う
切っ掛けにはなるが ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています