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2022/04/17(日) 06:30:34.520ID:EAcBBdqt0ラムの「だっちゃ」は仙台の方言!?
――『うる星やつら』には原案があるのですか?
デビュー前、漫画原作者として有名な小池一夫先生の劇画村塾に通っていて、週に1回、物語のシナリオを提出する課題がありました。初連載が決まったとき「シナリオの一つを使おう」と思い、それが『うる星やつら』第1話の原案に。結果として私が描きたいことすべてをつぎこんだ漫画になりました。たとえば生活に密着したSF、ドタバタギャグ、学園もの……『うる星やつら』の世界はなんでもありです。
――登場人物の設定はどうやってしたのですか?
まずは、主人公のあたる。編集さんに7回ネームを出して女好きのキャラになりました。序盤でヒロインだったしのぶは、あたるの普通っぽさを際立たせる存在にしたかったので一般的な女子高生に、ラムは宇宙から来た侵略者でキャラデザインのイメージは雷様にしました。
――だからトラ柄のビキニを着ているのですね。ほかにも、ラムの「〜だっちゃ」という喋り方は今や世界的に有名です。
喋り方に個性をと考えたとき、仙台を舞台にした青春小説『青葉繁れる』(井上ひさし/文藝春秋)を思い出したんです。それに私のデビュー作『勝手なやつら』に登場する異星人が千葉の方言「〜だっぴゃ」を使っていて仙台の方言と似ていたので、ラムの喋り方はその方言に近いものにしようと決めました。
当初、『うる星やつら』は5話連載で、ラムは第1話だけに登場する予定でしたが、第3話でラムをまた出せると気づき、そこからあたる、しのぶ、ラムの三角関係が5話連載の軸になりました。大反響だったと知ったのは、連載が終わってから。3人とも読者に愛されていて、「この三角関係がどうなるのか気になっている人が多い」と聞いて、長期連載が決まったとき、続投でラムも登場することになったんです。
――ヒロインがしのぶからラムに変わったのはどうしてですか?
ヒロインよりも主人公があたるだということを重視したので、ラムとしのぶ、どちらがあたるとカップルになるのかは考えておらず、連載中に自然とラムがヒロインの立ち位置になってきたんです。転機は長期連載からの新キャラ、面堂かもしれません。ハンサムなのに周囲が反応しないとおかしいので、しのぶが面堂に惹かれる描写を入れました。
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