【SS】創価学会員が異世界転生www
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
「南無妙法蓮華経!」
「南無妙法蓮華経!」
「南無妙法蓮華経!」
俺が唱え終わると、皆も唱題し始めた。
そして、再び手を合わせ、目を閉じて一心に念じるのだ。
俺は、一心不乱に念じ続ける。
やがて、体の中に温かいものが流れ込んでくるのを感じた。
その温かさは全身を巡り、身体の奥底へと浸透していく。
その感覚を味わっているうちに、俺は意識を失ってしまった。 創価学会に入信した日から毎日南無妙法蓮華経と御本尊様の前で唱え続けていた。
俺は入信してから1年経った頃、いつものように法華経を唱えている時、
急に胸が苦しくなりその場に倒れてしまった。
その後病院で検査してもらったところ、ガンと診断され余命半年だと言われた。 それを聞いた時はショックだったが、不思議と悲しくはなかった。
それから半年後、家族や友人達に看取られながら静かに息を引き取った。
死んだ後のことはわからないけど、天国で幸せになりたい。
「うっ……」
頭がズキズキする。
何か硬い物の上に寝かされているようだ。 ゆっくりと目を開けると、そこには見覚えのない景色が広がっていた。
ここはどこだろう…… どう見ても病院ではないな……。
周りを見渡すと、そこは大きな部屋だった。
部屋の中央には大きなテーブルが置かれており、その上には豪華な料理が置かれている。
テーブルを囲むように椅子が配置されているが、座っている者は誰もいない。 奥には暖炉があり、炎が燃え盛っていた。
壁際には剣や盾などの武器類が飾られている。
床にも絨毯が敷かれていて、所々に燭台が置かれていた。
壁に掛けられた絵画を見る限り中世ヨーロッパのような感じだな。
それにしても何なんだこの状況は? どうしてこんな所に居るんだろう?
確か自宅で仏壇に向かって南無妙法蓮華経を唱えていたはずなのに…… 夢なのかなぁ。
頬っぺたつねってみようかな。……痛い!
やっぱり現実みたいだ。
その時突然背後から声をかけられた。
「目が覚めたのか?」 振り返ると、そこには身長2メートルくらいの大男が立っていた。
その男は天皇の祖先であった。
「ちんぽを見せなさい」
祖先はそう言った。俺はすかさずズボンを脱いだ。
すると、祖先は俺のちんぽを舐め始めた。
舌で転がすようにして丹念に舐める。 そして、唾液まみれになったところで、口の中へと吸い込まれた。
歯を立てないように唇で優しく締め付けるようなイメージだろうか。
吸われていく快感に耐えきれず、子孫繁栄の液体を発射してしまった。
祖先はちんぽから離れ、今度は俺の顔の前に来た。 顔を見ながら言う。
「さあ、お尻を出しなさい、私の子を孕むのです。」
「えっ!?︎」
驚いた。
でも嫌ではなかった。
「はい、お願いします。」
そういうと祖先は嬉しそうな顔をして、自分の服を脱ぎ出した。 全裸になり、ベッドの上で四つん這いになる。
肛門からペニスを挿入されると祖先は話し始めた
「私が生きてた頃は創価学会なんて無かった、お前が羨ましい。」
「そんなことないですよ、あなたがいたからこそ今の自分があるんです。」
「ありがとう、私はこの世界のためにも頑張るよ。」 「頑張ってくださいね!」
「ああ、頑張るぞー!!」
「オォ〜!!!!」
祖先は大量に射精した、およそ人間の物とはおもえない量であった。
「うっ…こんなに…」
俺はお腹がパンパンに膨れ上がっていた。
「すごい量ですね……」
「ふぅ……気持ちよかった……」 祖先は満足気な表情をしていた。
「では、これで失礼します。」
「おう、また来てくれよ。」
こうして俺は、祖先のいる世界に転生し新たな人生を送ることになった。
あれから1ヶ月が過ぎた。
今日は待ちに待った異世界での初めての日である。 この1ヶ月間は、この世界のことについて勉強したり、魔法の使い方を学んだりしていた。
俺は前世ではオカルトやスピリチュアル系の話は信じていなかったのだが、実際に存在するとわかれば信じるしかない。
あとは、この世界で生き抜くための武術を身につけた。
そして南無妙法蓮華経と毎日の題目も欠かさなかった。 この1ヶ月でかなり強くなったと思う。
そして遂に今朝、魔王討伐に向かうための準備が完了した。
「よし、行くか。」
俺は扉を開けると目の前に大きな黒い穴があった。
恐る恐る中に入ると、そこは洞窟だった。 周りを見ると同じような形の岩がゴロゴロしている。
しばらく進むと前方に光が見えた。
近づくにつれてだんだん明るくなってきた。
ついに出口に着いたようだ。
「眩しいな……」
光に包まれて一瞬目を閉じた後再び目を開けると、そこには信じられないものが広がっていた。 「なっ……なんだこれは!!︎」
そこに広がっていたのは巨大な城だった。
高さ30メートルくらいあるだろうか。
西洋風の立派な建物だ。
城の周囲には城下町が広がっている。
「すごすぎる……」
俺は思わず見惚れていると魔王が目の前にいた。
その魔王とはマルクスであった。 マルクスとは共産主義という思想の生みの親であり、
日本共産党という創価学会の仏敵のいわば先祖であった。
「我が名はカール・マルクス!貴様らの言うところの魔族の王なり!死ぬがよい!」
マルクスがそう言うと同時に、俺に向かって火炎放射器のようなものを撃ってきた。 俺に直撃する寸前で炎は消えてしまった。
「なにっ!?︎なぜだ!?︎」
「フッ、残念だったな。俺には日蓮大聖人様の加護がある」
「くそぉ!ならばこれならどうだ!出でよ!我が手下たち!奴らを殺すのだ!殺せー!殺すんだ!」
共産主義者の成れの果てである怪物達が現れた。 その姿は餓鬼というガリガリに痩せ腹の大きい妖怪と良く似ていた。
しかし、その数は尋常ではないほど多かった。
「やれぇ!」
マルクスがそう言うと一斉に襲いかかってきた。
「南無妙法蓮華経!」 俺は経文を唱えながら必死に戦った。
「南無妙法蓮華経!」
「南無妙法蓮華経!」
「南無妙法蓮華経!」
しかし、数に押されてどんどん追い詰められていく。
そしてとうとう壁際に追い込まれてしまった。
「クソっ……ここまでなのか……」 絶体絶命のその時、俺の頭の中に声が聞こえてきた。
「南無妙法蓮華経!」
すると、突如として目の前の怪物達は灰になってしまった。
「えっ!?︎」
俺は何が起きたのか理解できなかった。
そして後ろを振り向くと、そこには身長2メートルの男が立っていた。
その男とは天皇の祖先であった。 マルクスは恐れ慄いて言った。
「私は聖徳太子、この世界を救えるものは貴方しかいないでしょう。私の力を授けます。」
そういうと聖徳太子は手を合わせ南無妙法蓮華経と言った。
俺も南無妙法蓮華経と唱えた
南無妙法蓮華経!
南無妙法蓮華経!
南無妙法蓮華経! 「なっやめろ!」
マルクスは体が引き裂かれていった。
「ぐわぁ!その呪文を唱えるなぁ!」
マルクスは跡形もなく消滅した。
「ありがとうございます。助かりました。」
「いえいえ、お気になさらず。」
俺はその場から立ち去ろうとした。
「ちょっと待て」 情報によると、今いる世界は地獄であった、俺は生きてて折伏をして来なかった。
だから仏罰が当たったのだろう。
そして、あの世では仏教と神道が主流である。
そして、キリスト教も少しあるようだ。
あと、ユダヤ教もあるらしい。
ただ、イスラム教についてはよくわからなかった。 次にやったのは、自分の力を高めることであった。
「南無妙法蓮華経!」
ひたすら手を合わせ唱え続けていた、それだけで体から力が無限に湧いてくる。
俺は身体能力も格段に上がったように感じていた。
「南無妙法蓮華経!」
とにかく毎日唱え続けた。
そして俺は遂に妊娠した。 「とうとう私の子を身籠ったか」
聖徳太子はそう言った。
「はい、もうすぐ産まれると思います。」
「それはよかったです。ところで名前は何にするんです?」
「もちろん、日蓮正宗とつけるつもりです!」
俺は自信満々に答えた。 「なるほど、良い名前をつけられたようですね。それじゃあ頑張ってね」
そう言うと聖徳太子は消えた。
「よし、生まれるぞー!」
「オギャー!オギャー!」
元気な産声が聞こえてきた。
元気な男の子だった。
「よく生まれてくれた!本当にありがたい!」
俺は感動していた。 「あぁ〜ん」
「おっぱいかな?ちょっと待っててくれよ」
俺は母乳をあげようとした。
しかし、出てこなかった。
「あれっ、おかしいな。ちゃんと出るはずなんだが……」
そうして、何度も吸わせているうちにやっと出てきた。
「良かったー、出たー!」 安心していると、突如として激しい痛みに襲われた。
「痛いっ!何だこれは!?」
"お前は間違えた"
「なっ!?誰だ!?」
頭の中で声が鳴り響く
"私はイエス・キリスト、お前は神の為に生きなかった、私が罰を与えよう" 「くそっ!ふざけんじゃねぇ!誰がてめぇなんかに負けるかよぉ!」
俺は気付くと創価学会への信仰心が薄れていった。
「これからはキリスト教徒として生きよう」
そう決意した。
どうやらこの世界にも教会があるらしく子供と共に教会へ向かった。
「アーメン」 教会の途中、墓の前で俺はそう言った。
「お父さん、お母さんどこ行っちゃったの?」
子供が聞いてきた。
「心配するな、きっと帰ってくるからな」
俺は子供を慰めるように言った。
「うん……」
俺は十字架を切って祈っていた。
(どうかご加護がありますように) 俺は祈りながら、子供の手を引いて教会を出た。
そして、その日の夜のこと、俺は何故か目を覚ました。
「あれっ?俺は寝ていたのか……まあいいか」
俺は再び眠りについた。
すると、何処からか声が聞こえる。
「起きなさい、私です。」
久方ぶりの聖徳太子が前にいた。 「おお!貴方ですか!」
俺は歓喜の声を上げた。
「はい、お久しぶりです。」
「えっと、今日は何をしに来たんですか?」
「実はあなたにやって欲しいことがあるのです。」
「なんでしょうか?」
「この世界には、邪教が存在しています。貴方はその邪教徒達と戦ってください。それができるのはあなただけなのです。」 その邪教とはキリスト教のことであった、聖徳太子は創価学会員である為俺の敵だった。
「てめぇふざけんじゃねぇ!イエス・キリストに変わって俺が神罰を与えてやる!」
俺は怒り狂いながら叫んだ。
「はぁ、やっぱりこうなりましたか。仕方ありませんね、相手になってあげましょう」 こうして俺と聖徳太子の戦いが始まった。
まずは俺が先手を打つことにした。
「南無妙法蓮華経!」
俺は手を合わせた。
あれっ?俺は何故キリスト教徒なのに南無妙法蓮華経と唱えているのだろうか?何か変だとは思ったが、気にせず唱え続けた。
「南無妙法蓮華経!」
しかし何も起こらなかった。 「なんだよ、何にも起こらないじゃないか」
「そんなことは当たり前です。貴方は法華経の教えを信じていないのですからダメージは有りません。」
俺は十字架を取り出し聖徳太子に投げつけた。
その瞬間聖徳太子の頭上に雷が落ちる。
「ぐわァ!焼けるゥ!死ぬ死ぬ死ぬ死ぬゥ!」 聖徳太子の身体は焼けていく。
「ははは!これがイエス・キリストに背いた罰だ!」
俺は大声で笑った。
「うぅ……南無妙法蓮華経……」
聖徳太子は必死で唱えていた。
「南無妙法蓮華経w南無妙法蓮華経w」
俺も一緒に唱和した。
しばらく時間が経った後、突然辺り一面真っ白になった。 ラスボスが異世界転生した日蓮正宗信徒なのはわかった 「なっ、何が起きたんだ!?」
俺は驚いた。
「どうやら勝負あったみたいですね。残念ですがここまでのようですね」
「くそ!てめぇ卑怯だぞ!こんな終わり方は納得できねぇ!」
「ふふ、ではこれでお別れです。さようなら」
そう言うと、目の前にいたはずの聖徳太子はいなくなっていた。 しばらくして俺は勝つべくしてエデンの園を探していた。
そこで有る実を食べるとイエス・キリストと対等な力が手に入るそうだ。
その力さえあれば聖徳太子に勝る力は手に入るかもしれない。
俺はエデンの園を探す為に延々と歩き続けていた。
「んっ?なんだこれ?」 地面に大きな穴があった。
恐る恐る中を覗いてみる。
そこには広大な大地が広がっていた。
俺は意を決して中に入っていった。
「おお、ここがエデンの園か……」
「誰だ!?」
後ろを振り向くとそこにいたのはイエス・キリストの弟子であった。 「お前こそ誰だ!?」
「私はヤハウェの神だ」
「何っ!?神だと!てめぇふざけんじゃねぇ!ブッ殺す!」
俺はヤハウェに飛びかかった。
しかし、俺の攻撃は届かなかった。
「無駄ですよ。貴方は既に死んでいますから」 「えっ?どういうことだ?」
「私の能力で貴様を死に追いやったのだ」
「くそっ、ふざけんじゃねぇよ」
俺は十字架を取り出した。
「はあっ!」
俺はそれを思いっきり振り回した。
"ガキーン" 俺の手から十字架が弾き飛ばされる。 「そんな……どうして……」
「ふはは、そんなもの効くわけないでしょう」
「くそぉ!こうなったらやけ食いだ!」
俺は近くの木の実を食べ始めた。
「美味い!これは最高だな!」
俺はどんどん食べていった。 「ははは、馬鹿め、そんなに食べると毒が回るぞ」
「あぁ……気持ち悪い、吐き気がする」
「ははは、もうすぐ死ぬのか、いい気味だ」
俺はそのまま意識を失った。 目が覚めると十字架に掛けられていた。
これは…イエス・キリストの記憶?
「お目覚めですか?」
「えっ?貴方は……?」
「私は日蓮正宗です」
「なんで私がここにいるのでしょうか?」 「あなたは決して口にしてはいけない物を口にした。」
「何故だ!旧約聖書には確かエデンの園の実を口にすれば目が開け神と対等になれると書いてあったはずだ!」
「それは間違いです。あなたが読んだ聖書は悪魔が書いた物です」
「そんな…」 「ふふ、まだ気づいていないのですね。
その実は神の食べ物、人間の食べ物ではありません。」
「えっ?じゃあこの世界は一体なんなんですか!?」
「ここは神が作った楽園です。人間はあなただけです。」
「そんな、嘘ですよね?」 「真実だ。」
「うわぁあああああん」
「うるさい奴だ、泣き止みなさい。」
「無理ですぅ」
「はぁ仕方ない。それではここで一生過ごしてください」
「嫌です!助けて下さい!」
こうして俺は十字架に掛けられ永遠に生きることになった。
終わり。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています