カノッサの屈辱を分かりやすく解説する
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まずグレゴリウス7世とハインリヒ4世どっちを主人公にするか悩んだ結果どっちもにスポットライトを当てることにした。 ハインリヒ4世が生まれてなかった1045年の教皇・ベネティクトゥス9世はゲロ以下の臭いがプンプンしていた。
同性愛者を犯したり殺人や賄賂をしまくっていた。 反対する聖職者を破門してまで守った教皇という肩書きを
「オレ、結婚したい」
という理由だけで手放すことにした。 ベネディクトゥス9世「グレゴリウス6世くん、教皇位あげるよ」
グレゴリウス6世「光栄です」
ベネディクトゥス9世「あ、その代わり金よこせよ」 つまり教皇位というものを売買した。
この売買のことをシモニアというのだが、教皇の方からこれを持ちかけてきた。
まぁ神の代理である教皇の意見なので確実に正しいのだが ベネディクトゥス9世「あ、まじでごめん教皇位返してくんね?」
グレゴリウス6世「は?!」 グレゴリウス6世「ねぇ、こういうことがあったんだけど返すべきかな?」
グレゴリウス6世の相談相手・ヒルデブラント「酷い話ですね」 グレゴリウス6世「クリュニー修道院などが浄化しようとしてるんですけど今のところ汚れたままです」 ちなみにクリュニー修道院は神聖ローマ帝国の権力から割と独立していた グレゴリウス6世「まぁいいや、神聖ローマ皇帝であるハインリヒ3世に協力を求めてみる」
ヒルデブラント「大丈夫なんですかね」 まず神聖ローマ帝国について知識を深めて欲しいのでカール大帝がローマ皇帝を戴冠した800年前に遡る ただカール大帝の死後孫たちが領土をわけわけしたので西ローマ帝国がドイツにしかない状態になった という訳で話に戻る
ハインリヒ3世「へぇ、それ利用出来んじゃん!」
結果何をしたかと言えば、シモニアによって教皇位を手に入れたグレゴリウス6世の罪を解いてグレゴリウス6世は教皇をやめた グレゴリウス6世「こんなことならハインリヒ3世を頼るんじゃなかった」
ヒルデブラント「いやアホじゃん」 ヒルデブラント「じゃあいっそのこと皇帝から独立しましょう!」
そしてこのヒルデブラントが後のグレゴリウス7世だった
ちなみにハインリヒ4世より30歳も年上 1050年ハインリヒ4世誕生!
親バカのハインリヒ3世はハインリヒ4世が3歳の時に時期ドイツ王にすると言った ハインリヒ3世は1056年に死ぬのだが、死ぬまでに4回も教皇に口出しして教皇は何回も変わった その度にヒルデブラントの血管はぶち切れそうになった という訳で1056年にハインリヒ4世が神聖ローマ皇帝になった。
グレゴリウス7世「あんなクソガキが皇帝になったってことは教皇の時代じゃんやっほー!」 教皇に破門されてすべてを失った神聖ローマ皇帝はカノッサというとこで教皇に土下座して許して貰いました
その後勢力を取り戻した皇帝は教皇を追放して復讐を果たすのであった
カノッサの屈辱 完 聖職叙任権で国を支配しとった奴に権利返せよボケってやった奴やろ >>38
きっちり報復かましたのはあんま語られんよな ハインリヒ4世ってこれでやられたみたいになってるけど
キッチリやり返してるんだよな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています