ある女の子の話をする
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女の子は中学校にあまり来ていなかった。
いわゆる非行少女だったわけではなく、習い事に一生懸命だったんだ。
13歳の頃、歳が三つ離れた先輩に無理矢理処女を奪われた。 女の子は義理のお父さんに虐待されていた。
お母さんのいないところで殴られたり蹴られたり、時には性的な虐待をうけていた。 女の子はとても可愛らしかった。だからある日芸能プロダクションからスカウトをされた。
四人組のアイドルユニットの一員になったんだ。 定時制高校に通いながらアイドル活動を続けていたある日、東京で活動をしていかないかと提案をうけた。
彼女にはこれから明るい未来が待っているように思えた。
けどそれは地獄への入り口だったんだ。 東京に拠点を移してから彼女にはたくさんの誘惑が待っていた。
いままで目にしたことのないような世界に17歳の少女は目を輝かせた。
まだまだ売れないアイドルだった女の子はお金ほしさにキャバクラで働くことにした。
あっという間に人気が出て、気づいた頃には17歳の少女には見合わない大金を手にいれていた 続けます
アイドルのほうはというとすっかり情熱も醒め、無断で遅刻や欠勤をするようになっていた。
当然クビになった。
けど女の子は気にしなかった。
キャバクラで働く道があるって思っていたから。
だがホストにハマってしまいお金は残らなかった。
ホストに通うため彼女は風俗をはじめた。 そのうち女の子にはホストの彼氏ができた。
本当にどうしようもない奴だった。
彼氏と一緒にタトゥーまで入れさせられた。
変な薬もやらされた。
気付いた時女の子はどん底まで落ちていた。 ある日ホストの彼氏の金銭トラブルでなぜか女の子はAVに売られた。
東京での唯一の心の拠り所だった彼氏に懇願され彼女は出演してしまったんだ。
その後数本のAVに出たところで彼氏はお金と共に消えていった。
女の子は失意のまま実家に帰ることにした。20歳のころの出来事。 女の子は自らの人生にピリオドを打とうと考えていた。
それを思い止まらせたのが幼なじみの存在だった。
女の子は昔から何かと気にかけてくる幼なじみがうっとおしかった。
小学校の頃はよく遊んでいた。いや、幼なじみとしか遊んでいなかった。
中学校にあがると女の子は学校にいかなくなったが、幼なじみはいつも学校に来いってうるさかった アイドルになるって言った時は複雑そうな表情をしながらも応援してくれた。
東京に行ってからは電話で連絡をとっていたが、いつからか女の子は幼なじみの電話を無視するようになっていた。
なにかとまとわりついてくる幼なじみが本当にうっとおしくて仕方なかった。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています