大阪・ミナミの繁華街にあり、「水かけ不動さん」で知られる法善寺(大阪市中央区)で、お参りする人らが長年にわたって水をかけ、生え育っていた石像のコケがはがされたことがわかった。
寺側は「心が痛む」とため息をつく。はがした人物は警察を通じて寺に謝罪し、「少しコケがはがれていたのできれいにしようと思った」と説明したという。

コケがはがされたのは、不動明王の脇にある「制多迦(せいたか)童子」と「矜羯羅(こんがら)童子」で、いずれも頭部のコケがなくなった。
同寺によると昨年12月下旬、参拝者から「童子はこのような顔だったんですね」と連絡があり、発覚。境内の防犯カメラには同19日早朝、
ひしゃくを使ってコケをはがすような動きをする人物が映っていたという。
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