雅子様「だ、誰ですかあの方は。あんなボサボサな髪の毛と服で…。これが庶民…、」

愛子様「えぇ庶民ね、庶民よ、あれが庶民よっ!来て良かったわこの演奏会っ!」

愛子様「一体庶民はどんな音を紡ぐのかしら…。お母さま私久しぶりに高揚してるわ!」

ぼく「〜〜🥺」(指ストンッ)

周囲「?!」


愛子様「クリアで脳に直接響いてくる様な……優しい……いえこれは…」

愛子様「一体何十年の孤独と悲しみを詰め込んだらこんな音を出せるの…?」(涙ツー)

雅子様「──音が変化した……これは喜び……?」

皇后美智子様「か、彼は……」

雅子様「お義母様?」

皇后美智子様「どうして昔と変わらない御姿で…私は……天皇家に嫁いで子供を産んで……こんなに老いてしまったというのに……」

皇后美智子様「あの時の約束……覚えててくれたんですねぇ」

皇后美智子様「タカシさーーーーーーーーーーんっ!!!!!!!!」

ぼく「(美智子ちゃん!!ぼく言ったよね、君に最高の演奏を聞かせてあげるって!!何でこんな楽しいんだろう、頭がどうにかなっちゃいそうだよ!!ぼくの全てを君に今伝えるよ🥺!!!!!!)」

終わり