中間管理録利根川 〜アプリ開発編〜
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それは会長のある一言から始まった・・・
会長「アプリ…」
利根川「え・・・?」
会長「最近ハマっておるのだ…モンスト…パズドラ…」
利根川(まさか・・・)
会長「アプリ開発、やれ」
利根川「そ・・・それは・・・」
会長「面白いアプリを作るのだ。世の中の消費者は常に娯楽を求めておる
課金…ガチャ…もちろん内容も面白ければならない。」
利根川「はあ・・・」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
利根川「というわけで、アプリを作ることになった…」
ざわ・・・ ざわ・・・ ざわ・・・ ざわ・・・
ざわ・・・ ざわ・・・ざわ・・・ ざわ・・・ 黒服たち「あの・・・俺、プログラミングとかわからなくて…」
「ゲームってどうやって作るんだ…」
「面白いゲームなんて無茶だ・・・」
「会長、まえにもDSのゲームを作れって俺たちに行ってきたじゃないか…
あの時のことを思い出すと鳥肌が立つ…」 利根川 「みんなおちつけ!」
「俺たちはどんな困難も乗り越えてきたじゃないか!」
黒服 「でも・・・そうだ!開発費!開発費はいくらなんですか?」
「たしかに!開発費はあの会長でもさすがに支給されているはず!」
利根川、机に太い封筒を置く
利根川「二百万だ・・・!」 ざわ・・・ ざわ・・・ ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・
ざわ・・・ ざわ・・・ざわ・・・ ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・
二百万・・・!? それからというもの、俺たちは様々な困難に立ち向かった・・・
HTML・・・バグ・・・課金要素・・・
一番大きかったのは会長の存在・・・!
会長が面白く思わなければこの汗水たらして作ったアプリはゴミ・・・!
(語り・利根川) 黒服「ジャンル・・・ジャンルはどうするんだ・・・?」
黒服「オンラインカジノなんてどうです?」
利根川「だめだ・・・確か法律で禁止されていたような気がする・・・」
黒服「会長はカイジを見てよく笑ってますよね・・・!」 カイジ「ここ・・・どこだ・・・?」
利根川「起きたか、カイジ」
カイジ「と、利根川・・・!? てめえふざけんじゃねぇ!」
利根川「おちつけカイジ、手をよく見ろ」
カイジ「・・・!? 手錠・・・!?」
利根川「いまからお前に開発途中のアプリの内容を一緒に考えてもらう・・・」
カイジ「え・・・?」 カイジ「てめぇふざけんじゃねえ!」
利根川「おれはふざけてない。必至だ」
カイジ「だいたいなんだよゲームって!」
利根川「会長が作れって言ったんだ・・・」
カイジ「なに?」 利根川「たのむ、このとおりだ・・・!」
カイジ「三割・・・」
利根川「え・・・?」
カイジ「そのアプリの売り上げの三割をよこせ!」
利根川「うぐぐ・・・・・・・」
利根川「わかった・・・その要望受け入れる!」 かくして、カイジと黒服たちと利根川のゲーム開発が始まった・・・!
結局、ゲームはカジノ風のゲームということになった。
会長は賭け事が好きだからである。
黒服たちはもともと帝愛の社員なだけにゲームのルール作りはかんたんだった・・・ 黒服「遂に完成しそうですね!」
カイジ「おお・・・!お前らとは敵同士だったが、今となっちゃ親友だぜ・・・!」
利根川「最後に、ガチャ要素についてだが・・・」
利根川「みんなをキャラデザにする…!」
黒服・カイジ「ええ・・・!?」 ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・
ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・
ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・
こうして、キャラをそのまま自分たちの写真データにするため、撮影が始まった。
カイジ「利根川、いったい何考えてやがるだ・・・?」
黒服「カイジさん・・・これ・・・」
カイジ「なんだこれ・・・!?開発費が赤字・・・!?」 トネガワって黒服がズレた事してそれに利根川が悶々とするのがお決まりのパターンじゃん
これはなんか違うわ なんと、途中で開発費はとっくに赤字だった・・・
しかし、なぜ開発がここまでできたのか・・・
カイジ「おい、この利根川って欄・・・」
黒服「利根川先生・・・自分の金を出してまで・・・」
号泣・・・! 利根川「うーむ・・・」
黒服「どうしたんですか?利根川先生・・・?」
利根川「キャラが足りない・・・?」
黒服「・・・え?」 そう・・・!
このままでは、キャラはカイジ・利根川・黒服しかいない・・・
圧倒的キャラ不足・・・・!
しかも、黒服はほぼ水増し・・・!
見た目がにているのである・・・! カイジ「くそっ・・・」
利根川「うーん・・・」
黒服(開発費はもう底をついている・・・人を雇うにも資金が足りない…) カイジ「そうだ!三好たちにも声をかけよう!」
利根川、黒服「え・・・?」
カイジ「みんな、人を集めるんだ!ほら、印象時の残りそうなやつ!」 パシャ・・・パシャ・・・パシャ・・・パシャ・・・
パシャ・・・パシャ・・・パシャ・・・パシャ・・・
班長「カイジ君・・・君に声をかけられたときはびっくりしたよ・・・」
三好「カイジさん!!僕・・・緊張してるんです・・・!どんな表情がいいんでしょうか・・・?」
カイジ「・・・真顔で良くね?」 そして、ついに、完成した・・・!
圧倒的アプリ・・・!
カイジ・闇の黙示録・・・!!!! 利根川「会長・・・!できました・・・!」
会長「あぁ〜?」
利根川「ゲーム!!スマホアプリ!」 会長「おお・・・できたか・・・どれ早速・・・」
利根川(・・・頼む!) 会長「なんだこのできは・・・!」
利根川「えぇ・・・いや・・・」
会長「焼き土下座じゃ!」
利根川「ヒッ・・・」 そのころ・・・
カイジ「チッ・・・会長のためにゲームを作るなんてな・・・」
黒服「カイジさん・・・!バグです・・・!」
カイジ「は?」
黒服「見てください・・・!ガチャ確立・・・!」
カイジ「え・・・!なんでこんなに三好が多いんだ?」
黒服「それに、キャラが大幅に減っています・・・!」
カイジ「なんでだ・・・?ちゃんと登場人物全員撮影したはず・・・?」 三好「あ・・・それ僕です・・・」
カイジ「てめぇふざけんじゃねねえ!」
三好「仕方ないじゃないですか!容量が多すぎたんですよ・・・!」
カイジ「だとしても・・・!普通みんなに相談するじゃねえのかよ!」
三好「」 こうして、アプリ開発は災厄の結果となった・・・
DSゲーム開発の時と同じことをしてしまったのだ・・・
そして、けっきょくカイジは売り上げの三割、三万円をもらった、、、
完 元ネタ
DSゲーム 逆境無頼カイジ Death or Survival
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