中田敦彦的教養人の勧め
中田敦彦先生がYouTube大学のアカウントを作った。内容はどこをとっても素晴らしいが、面白いのは様々な教養への解説が大人向けにプレゼンされていることだ。
ホワイトボードの文字、声とくどい動作のどれか一つが頭に入れば内容がわかる動画は忙しいサラリーマンにぴったりで、冗談や下ネタに流されないところは学生向け受験YouTuberに見習ってもらいたいところである。
概要欄をチェックしてみよう。そこには必ず参考文献がある。
この正直さときたら大したもので、ナツメ社の入門書やまんがで読破シリーズが一冊だけ入っていたりする。YouTubeとはいえ"大学"なのだ。情報に対する気配りはさすがである。
中田敦彦先生がやっているのは社会人や庶民たちの教化だ。おそらく、食うのに必死で趣味に時間を割けないものの教養を持って世界の問題に思いを馳せてみたいという人々だろう。
そういう人々にとっての教養とはなにか。林修が出ているようなテレビのネタがわかる、史跡の近くを通った時にどういうところか言える、植物や星鉱物の名前が言える、というような百科全書的教養である。
本当にそんなに人になりたいのなら中田敦彦の動画だけでは足りないのが現状であろう。そこで私が勧めるのがニーチェデカルトパスカルソクラテスカントソシュールエピクロスデリダサルトルヘラクレイトスプラトンアリストテレスだ。
ドストエフスキーモームトルストイヘンリージェイムズゾラモーパッサンO・ヘンリーヘンリーミラーシェイクスピアミルトンオースティンゲーテシラーフィッツジェラルドエミリーディキンソンシャーロットブロンテ