夫と0歳の子を持つ埼玉県在住の専業主婦アイカさん(仮名・39歳)。
お年玉付き年賀はがきの当せん番号を確認しようとして、正月早々に味わったモヤモヤがぶり返したという。


「結婚してから年賀状を出すようになりました。独身時代は面倒だったし、良さがイマイチ分からなかったこともあったのですが、年始に近況を伝えられるのは素敵な文化だと実感しています。コロナ禍で気軽に会えない分、人の繋がりは大切にしていきたいですね」(アイカさん、以下同)

 昨年は自身の出産という大きな出来事があったため、子供の写真付き年賀状を100枚ほど作り、親戚や友人らに送ったそうだ。印刷代などの出費を考えると決して安くはないが、皆に報告したい内容だったために気合いを入れたという。華やかなシールでデコレーションするなど想いを込めて作成した年賀状だったのだが、「ある友人からは受け入れてもらえなかった」と、アイカさんは残念そうに話した。

「年始早々、突然、SNSでありがとうを意味するスタンプが1つ送られてきました。時期的に年賀状のお礼であることが分かりましたが、すごく雑な返しに感じてしまったのが本音です。しかも汎用性の高そうなスタンプなのもモヤっとしました。

 せめて新年のあいさつ向けのスタンプで返すべきではないでしょうか? 相手は義理を果たした気分でいるとは思いますが、ちょっと違いますよね? 人間関係ってそんなに希薄なものでしょうか……」

 心に引っかかりが残ってしまったアイカさんは、スタンプの件をあえて友人に聞いてみることにしたそうだ。そこで意外な答えが返ってきたという。

「思いきって、『年賀状の返事をスタンプで済まされちゃうのは寂しい』というニュアンスのメッセージを送ってみたんです。そしたら向こうが、『私は独身で、アイカさんみたいに報告するネタがないの。だからスタンプで済ませちゃった』と返してきました。

 さすがにモヤっとしたので、そんなこと気にせずに年賀状を送ってほしいと伝えたら、今度は『それは自分勝手すぎるよ。毎年幸せそうな写真を送りつけられる身にもなってよ』とのこと……。友人から見た私は、幸せアピールをしている人にしか見えなかったのかもしれません」

 この言葉をきっかけにメッセージのやり取りは終了し、現在もわだかまりが続いた状態だという。だが、アイカさんとしては、和解する気はないそうだ。

「この件って私は悪くないですよね? どちらかといえば、友人が勝手に嫉妬して失礼な対応をしてきたのがいけないと思うんです。正直、今回の年賀状は手間もお金もかかっているので、余計にモヤモヤして仕方がありません。本音を言えば、年賀状を返して欲しいくらいです」

https://news.yahoo.co.jp/articles/8b1090226a39019a9cc58255f6cafd077831dd04