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(’-’*川モウヤスミタインダケド?🍹ショウセツカイテミタオ🐰マタ♪
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0001jc!ダオ
垢版 |
2022/01/06(木) 22:38:21.432ID:/SLCk6+70
王族の青い飛行服をナウシ●の代わりに着込んだ若い兵士のような切羽詰まった瞳の女性は少しも動じることなくその明瞭に怪しげな小さな影を見つけました。もう空賊でも悪魔でも、ここではどれほども新たに驚きも恐ろしさもまったく付け加えはしなかったでしょうが。
「何かしら…? 鳥…?」
その影は大きく気の毒な、間もなく敵の襲撃によって敢え無く奪われてはしまうまいと彼らペジテ人自身の手によって自死するその運命の只中にあるこのブリックの翼の影に、真っ白に輝く雲上の日の光を背にして真上からゆっくり接近するずっと鋭い見慣れた翼でした。
「船だ! 風の谷のガンシップ!」
「何?!」
強烈な日の光が神さまの意志によってそれを阻んだのか、見張り台の狙撃手がかろうじてそれを見つけた時にはすでにもう、ユパはオームの殻からできた鋭い剣とともにいよいよそのガンシップから飛び出し青い空に膝を抱え丸く、マントを泳がせ獲物狩る鷲のようでした。ユパは音もなく、遥か彼方から突然見張りの兵を蹴り付け、コルベットの強襲甲板に踏みつけて倒しました。信じられない、強烈な着地音の中に自身唯一人、ピクリとも微動だにしないユパ。最早、誰の目にも本当の勝負はついたかに感じる神の放った天からの大砲のよう。ところが、まだトルメキアの兵たちの中にはそのような神の啓示にも前もって鈍感のように、神の力纏うこの信じがたい天使の雷のような霊力こそ覆そうというような地獄的な鬼の目と声を荒立てられる非情な者も居ました。
「ああっ! く、くそぉ…!」
それは震えるトルメキア兵すべてにとって暗く沈んで浮かべない、永遠に明らかな不幸となります。ユパは二刀を鞘から抜くと同時に四方の剣を受けその一息の瞬く間に、それら剣ごと稲妻のように彼らを切り刻んで弾き飛ばしてしまったのです。さあ、すべての兵が一人のこの男の動きを息を呑んで見守ります。正確には、草木が風にたなびくように彼らにはそれしかできなくなってしまったのです。

何らかんらで谷はそのあと何らかんら救われます。予言者のおばあさんもいます。脇を固める子供もいます。
「姫様、青い異国の服を着ているの」
「その者青き衣をまといて金色の野に降り立たん。おお、言い伝えは本当であった」
青い服の少女は微笑みながらなおも金の光の上を歩きます。生まれたばかりの天使のように。

おわり
0002以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
垢版 |
2022/01/06(木) 22:44:53.361ID:FNOsxTxf0
はー
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