大晦日の『RIZIN.33』のバンタム級トーナメント決勝で扇久保博正(パラエストラ松戸)に判定負けを喫した朝倉海(トライフォース赤坂)。
試合直後のインタビューでは第2試合の準決勝で瀧澤謙太(フリー)と戦った際に右手を骨折し、決勝は麻酔を打って戦っていたことを明かした。怪我の程度などは不明だったが、昨夜のYouTubeで病院での検査の結果を報告した。

朝倉は「病院に行き検査してきたんですが、人差し指の中手骨が(手の甲の中心あたりを指差し)真っ二つになってました。バキって!予想通り折れていて。二回戦(9月)のヤマニハ選手と戦った時の親指(付け根部分)の骨折はほぼくっついていて、そこは悪化していなかったけど、今回新しい場所を骨折してしまいました」という。  
ドクターとも話し、手術とギブスで固定の2択はあったが、ギブスで固定して直すことを選択。
「ドクターによると全治2〜3ヶ月。しっかり折れていたのでそれぐらいはかかるのでは」と言われたという。実はこの中手骨は6年前に骨折し、現在もプレートの入ったままの状態であったという。
「右手の怪我は安静にと言われた」という朝倉だが「走ったり、蹴りなどの練習はOKと言われたので、早速やっていこうかなと」と練習をしたくてたまらない様子だ。

 しかし、現在は右手以外にも身体中が打撲と筋肉痛も含め痛いと言い、「これだけは言わせて、1日2回も試合をしちゃダメ!人間の限界を超えている。
大怪我をする可能性があるんで。怪我人が出る前に、1日2試合のトーナメント、見る人は面白いかもしれないけど、やめた方がいいと思います」と切実に訴えた。

さらに動画では右手が使えない生活の苦悩を語った。    

折れた場面は準決勝の瀧澤戦「左フックでダウンをとった、その5〜10秒後に(右の)クロスカウンターを思いっきり打った。そこで折れた。痛って!と思って右手を押さえた。当たりどころが良くなかったのかもしれない」とし、今後は折れない打ち方などを今後対策を考えて行きながら「シンプルに成長もして結果を残したい」と語った