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シバター 「順平...暗いんだよ...」
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2022/01/02(日) 08:46:18.128ID:cZYs+VPS0
syamu妹は神奈川と向かった。兄が愛した人の実家へと。
syamu妹「お久しぶりですねシバターさん。お元気ですか?」
シバター 「あっ妹さんか、元気だよ。」
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2022/01/02(日) 08:46:28.879ID:cZYs+VPS0
一年ぶりに見るシバターさんの顔は幾分元気が衰えている様だ。前はあんなに恰幅が良かっだのに、今の彼はかなり痩せていて干物みたいだ。やはり死んだ兄は命と一緒にシバターさんの生気も奪っていったのだろうか。
syamu妹「先週お兄ちゃんの一周忌があったんです。」
シバター 「そう」
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2022/01/02(日) 08:46:37.736ID:cZYs+VPS0
表情を崩さないシバターさん。でも、私は会話をやめなかった。
syamu妹「シバターさん。私ずっとお兄ちゃんの事が好きだったの、小さな頃の夢はお兄ちゃんと結婚する事だったんだ。ちょっとお馬鹿だけど私にとっては頼りになる人だったから」
シバター 「...そうか」
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2022/01/02(日) 08:46:47.358ID:cZYs+VPS0
syamu妹「だからシバターさん、貴方にずっと嫉妬していたんだ、お兄ちゃんは私といるよりも長い時間を貴方と過ごしてた、そして楽しんでいた。」
長いこと掃除をしていないのだろう、埃まみれの床を払いながらシバターさんは答えた。
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2022/01/02(日) 08:46:57.091ID:cZYs+VPS0
シバター 「馬鹿な事言わないでくれ。嫉妬していたのは君だけじゃないんだよ」
syamu妹「えっ?」
これは意外だった。お兄ちゃんはずっとシバターさんだけのものだと思っていたのに。
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2022/01/02(日) 08:47:13.777ID:cZYs+VPS0
シバター 「君は女の子だからsyamuと一緒に仲良し兄妹として手を繋げただろう、それに幼少期からずっと暮らしているから思い出は君の方が多いよ。それに...」
法に触れるが、ガキだって作れたんだ。
syamu妹「やっぱり子供欲しかったんですか」
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2022/01/02(日) 08:47:32.092ID:cZYs+VPS0
シバター「俺はガキは嫌いだ、うるさいしものを散らかす...けど俺がどう頑張ってもsyamuにやれないものがガキだった」
シバター 「でも...やっぱり欲しかったな...子供: 」
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2022/01/02(日) 08:47:50.753ID:cZYs+VPS0
ちょっと昔のことを思い出した。
syamu妹「おい!引きこもり」syamu「ん、ん、ん、何?」
syamu妹「お兄ちゃんってさシバターさんのどんな所に惹かれたの?」
私は手をお兄ちゃんの首にかける。
syamu「お前はもぉ〜変なこと聞くぅ」
顔を赤らめるお兄ちゃん。でもどこか嬉しそうだ。
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2022/01/02(日) 08:48:52.812ID:cZYs+VPS0
syamu「まあ、なんやその...」
「シバターは頭も良いし力もある、金儲けの才能もあるしちょっとやそっとの事じゃ傷つかなそうやけど...偽悪的でいつも自分が傷つくようなことをしてしまうんや。
人を傷つけたり炎上しているアイツを人は嫌っとるけど...シバターは心の中では泣いてるんや...そんなあいつに惹かれたんや」
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2022/01/02(日) 08:50:03.790ID:cZYs+VPS0
ちょっと昔のことを思い出した。
syamu妹「おい!引きこもり」syamu「ん、ん、ん、何?」
syamu妹「お兄ちゃんってさシバターさんのどんな所に惹かれたの?」
私は手をお兄ちゃんの首にかける。
syamu「お前はもぉ〜変なこと聞くぅ」
顔を赤らめるお兄ちゃん。でもどこか嬉しそうだ
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2022/01/02(日) 08:50:20.766ID:cZYs+VPS0
syamu「まあ、なんやその...」
「シバターは頭も良いし力もある、金儲けの才能もあるしちょっとやそっとの事じゃ傷つかなそうやけど...偽悪的でいつも自分が傷つくようなことをしてしまうんや。
人を傷つけたり炎上しているアイツを人は嫌っとるけど...シバターは心の中では泣いてるんや...そんなあいつに惹かれたんや」
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2022/01/02(日) 08:50:33.396ID:cZYs+VPS0
素直なお兄ちゃんの気持ちと太陽の様に眩しい笑顔、そのまま受け入れられはしなかったけど、私に勝ち目はなかった。
シバターさんの寂しさや悲しさがこの場にいると伝わった。傲岸不遜でお金に汚いシバターさん、何でも手にしたように見えるけど、側にお兄ちゃんがいなきゃひとりぼっちなんだ。
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2022/01/02(日) 08:50:49.667ID:cZYs+VPS0
私はシバターさんの手を握った。
シバター 「!?」
syamu妹「シバターさん、お兄ちゃんがいなくっても私がいるよ。まあ本当なら私がお兄ちゃんの手を握ってたけどね...」
シバター 「いや、それは違うだろ。syamuは俺のものだし」
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2022/01/02(日) 08:51:10.383ID:cZYs+VPS0
シバターさんは即答した。
そんなことは昔から知ってる。まあ、癪だから一生言ってあげないけどね。
syamu妹「まあ、お兄ちゃんの為みたいなもんだし。それにシバターさん、私の事を自分の娘だと思ってくれていいよ」
シバター 「はぁ!?何がどうなってそんなふざけた事言うんだ」
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2022/01/02(日) 08:51:25.119ID:cZYs+VPS0
syamu妹「さっき言ったじゃないですか、お兄ちゃんとの子供が欲しいって。私だったら血も繋がってるし丁度いいと思うけど」
シバター 「ふふっ...何だそりゃ」
シバターさんはちょっと笑った。昔と比べると力はないけど、たしかにニッコリと。
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2022/01/02(日) 08:51:40.410ID:cZYs+VPS0
syamu妹「でもね、私が本当になりたいのはお兄ちゃんのお嫁さんだからね。シバターさんには簡単には譲らないよ!」
シバター 「俺だって同じさ」
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2022/01/02(日) 08:51:53.737ID:cZYs+VPS0
シバターさんがひとりぼっちにならない様に一緒にいてあげることは出来る。シバターさんの中での一位になれなくたっていい、お兄ちゃんの代わりに彼を守ることが出来れば。
おしまい
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