筒井康隆の成功術www
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好きなことなら何時間でもやってられるのに
仕事や勉強はあまりやってられない経験がある人は多いだろう
筒井康隆は小説執筆を「遊び」と思ってやってるらしい
時にはこれは遊びなんだと自分に言い聞かせてそう思い込んだりしながら
義務や努力だと考えると人はなかなかやらない
楽しむこと最優先だそうだ だからなんだよ
人のことばっかり喋ってないで先に自分のみじめな人生なんとかしろよ 筒井はその遊びで入院レベルの胃潰瘍になっちゃったことあるじゃん
日本てんかん協会に糾弾されたときは断筆までしたし あと筒井康隆とビートたけしの仕事法が同じ
複数のタスクを用意して、飽きたら違うタスクに切り替えて
それを休憩代わりにして常に何かやってる >>3
もともとの素質は天性のものだけど
それを勉強や訓練や反復練習で磨かないと通用しないだろ
もともと持ってる能力を磨くことなら真似できる >>6
遊びは全能力かけてやらないと上手くならないとは言ってた このマインドセットを実践するとどうしても嫌いな作業もやらなきゃ
ならなくなって、一見この考えと矛盾する我慢や自制心なども
駆使しながらやることになる
頭の根っこには遊びだって意識を持ちつつ努力も必須 これを推し進めて掃除とかの家事や雑用も遊びだと思い込もうとしたし
恋愛なんか逆に義務と思い込もうとしたけどあまり上手くいかない 筒井はプロ作家になってから上京したけど売れなくて大阪に帰ろうとしたことがある
SFから文芸誌に進出して泉鏡花賞を貰うまで10年かかってるし
そもそも作家になったのは俳優の才能がなかったからだし
筒井がすごいのは壁にぶつかってもめげなかった心の強さ
晩年の気むずかしくなった小松左京や星新一とも交際し続けた辛抱強さ
むやみに賞レースに参加しない気位の高さetc... >>13
大阪に実際帰ってなかったっけ
他に理由はSF仲間に飲みに誘われて
ついつい行っちゃって小説がおろそかになるからと言ってた 筒井は自分よりも小説がヘタな先輩作家をけんめいに褒めてきた社交上手でもある 俳優の才能がないというか
筒井は演技上手いよ
日活のオーディションに落ちて作家に転向したんだぞ >>16
年上の作家や学者にはリスペクトを表現するよな
年下の学者はコテンパンに批判したりするけど >>15
それはもっと後じゃないかな
30代前半の頃にマジで売れなくて月収10万割ってたんだよ
生活苦に落ちた筒井に仕事を紹介してあげたのが元ヒッチコックマガジン編集長の小林信彦 >>19
それは知ってるけど時間軸をよく覚えてない 小林信彦は江戸川乱歩の推薦で作家デビューして編集長になったから
同じように乱歩の紹介でデビューした筒井に同情したんだと思う SF畑から見ても異質すぎて
SFじゃない何かをyろうとしているように見えて
SFの注文も来ない時期があったそうだ
福島正実との確執もあった 作家活動初期は星新一の影響でショートショートが流行った時期で
苦手なショートショートをいっぱい書いてる
人脈を作るためにあらゆる注文を受けていた時期 SF惑星に星新一が降りたって小松左京ブルドーザーが開拓して筒井がスポーツカーで〜って間違いなんだよね
筒井はけっこう苦労してる >>24
口笛吹いてスポーツカー乗り回すとか
そんなに気楽じゃなかったと本人が言ってたな >>25
俺も筒井が順風満帆だったら嫌いになったと思うわ
まあ最近の作品はどうかと思うけどそれでも応援してる
息子は残念だったな 日本が沈没する物語を書くとする
星さんは「日本が沈没した」と書いて5ページに収めるだろう
小松さんは沈没するまでを中篇、災害を中篇、復興を中篇にして壮大な物語を書くだろう
だから僕は日本以外を沈めるのだ ゲームも最近のは地道な作業がいる
楽しめないが頑張ってやってる >>28
川に捨てた奴って出てきてたんだなw
売れっ子作家がちゃんと純文学と呼べる小説を書くならブランド云々は気にしなくていいと思うんだけど >>27
最近の作品やギャグには俺も懐疑的
特にギャグは生ものだから古いと自分には笑えない 最近、筒井が慰安婦像を馬鹿にして炎上したけど
もうそういうブラックユーモアに文学的意義がある時代じゃないんだよな
5ちゃんでみんな言ってるようなことなんだから作家がわざわざ異化するまでもない >>32
筒井のギャグはだいたいやり過ぎだから逆にホラー的に読めなくもない
それが障碍者や病人への茶化しと捉えられる場合もあるけど
「驚愕の曠野」はホラー作家の資質が出てて好きだな >>34
筒井が言うにはブラックユーモアの社会的意義は
弱者を読者が現に笑うことにより自らの中に
差別感情があることを自覚させることだそうだが
現代では5ちゃんでみんな弱者を馬鹿にしまくってるじゃん >>35
筒井はネット社会、匿名文化には割と批判的だったはずだから5chなんか相手にしてないと思う >>36
ネット黎明期からネットの掲示板のコメントを
リアルタイムで小説に反映させる朝のガスパールとか
ネット限定文学賞の本、パスカルへの道とか
ネットならではの実験をやってるぞ ネットファンクラブもツツイッタッーもやってるじゃない >>37
朝ガスの時もなかなか収拾つかなくてイライラしてたような印象だけどね
パスカル文学賞も継続しなかったし、一定の理解はあるけどって感じかと
一時期はTwitterでもキチガイに絡まれてたしね >>39
筒井はパソコン通信時代からネットにはまってたぞ
パスカル文学賞にはハイレベルな作品が集まって
「PCを使いこなせる知性が応募作品群のレベルを上げてる」みたいなこと言ってた
今は誰でもネットやってるけどね >>40
結局パスカル文学賞で成功したのは最初の川上弘美だけだからなあ…
ケータイ小説を書いた瀬戸内寂聴やブログで小説を発表し続けた大西巨人とか、
筒井より一回り年上でネットに順応した作家は他にもいるからね
まあ筒井よりも若いSF作家でこれ以下がいくらでもいるけど >>41
パスカル文学賞の功績の話じゃなく
筒井がネット社会に批判的かどうかの話 筒井は早いうちからネットを積極的にやって
小説に取り入れてたよ ネット民うんぬんじゃなくて一貫して人間の醜さは扱ってるでしょ >>42
https://news.yahoo.co.jp/feature/1508/
こういうことは言ってる
覆面座談会事件や百目鬼恭三郎のことを考えれば匿名もまあ嫌いだろう >>44
現代では人の醜さを暴くまでもなくネットに人の醜さがあふれてるし
ネットでは建前で善人ぶることすらしない人が多いから しかしyoutubeでチャンネル持ってる純文学作家って全然いねーな 平野啓一郎の公式チャンネルあったわ
全然更新してないけど
評論家なら東浩紀(ゲンロン)や小谷野敦がある 文学者が慰安婦像を馬鹿にするまでもなく
ネトウヨやごちゃんねらーが慰安婦像なんか馬鹿にしてるじゃない
もうそういうのは特殊でも何でもなくみんなやってることなんだよね 文学の意義の一つにみんなやってないことをやって
新たな視点に気づかせるってのがあるけど
筒井がやったような慰安婦像を馬鹿にするような言動はすでにネットにあふれてて
全然特殊じゃない ジーンズもロックもヤンキーも廃れて
もう反体制の時代じゃない
国家がなくなったら他国からの脅威に個人が対抗するのは
現代では無理だから国を破壊しようって発想にならない
サザンの桑田も国からもらったトロフィーぶん投げて炎上して
謝罪したけどもう反社会は流行らないんだよ 現代を鋭く感知してこその文学者なのにこれじゃ
筒井の感覚は古いってことだよ 純文学作家だから政治的言動も文学的でなければならんってことは俺はないと思うけどね
まあ昔の「作家に興味はない、作品に興味がある」とか言って尖ってた筒井にとってはブーメランかもしれんが
そういうのは状況に応じて柔軟であればいい
筒井の政治的発言は大江健三郎の凡庸さに比べればまだマシ 筒井は過去のエッセイとか読んでも自民党支持っぽいし ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています